エジミウソン・ジアス・デ・ルセナ

エジミウソン・ジアス・デ・ルセナ：グローバルな舞台で活躍したストライカー

エジミウソン・ジアス・デ・ルセナ（Edmilson Dias de Lucena）、通称エジミウソンは、1968年5月29日生まれのブラジル出身の元サッカー選手です。主にFWとして活躍し、ブラジル、ポルトガル、サウジアラビア、韓国と、世界各地のクラブでキャリアを積みました。

ブラジルでのキャリアスタートとヨーロッパ挑戦

ブラジル、パライバ州エマス出身のエジミウソンは、SEマツバラでサッカーキャリアをスタートさせました。20歳の若さでポルトガルへ渡り、プリメイラ・リーガのCDナシオナル、そしてCSマリティモでプレー経験を積みました。CSマリティモでは長期に渡り活躍し、技術と経験を磨きました。その後、ヴィトーリアSC、SCブラガと移籍を繰り返し、着実にキャリアをステップアップさせていきます。ヴィトーリアSCでは1997-98シーズンに6得点を記録。SCブラガでは10得点以上を挙げる活躍を見せました。

韓国での成功と輝かしいタイトル

30代に差し掛かっていた2001年末、エジミウソンはサウジアラビアのアル・ヒラルへ移籍。そして2002年、韓国のKリーグ、全北現代モータースへ加入します。この移籍が彼のキャリアにおける大きな転換点となりました。

全北現代モータースでは、類まれな得点能力と卓越したゲームメイクでチームの中心選手として活躍。2001-02シーズンにはアジアカップウィナーズカップでMVPに輝き、チームの優勝に大きく貢献しました。さらに、2002年にはKリーグ得点王のタイトルを獲得するなど、その活躍は目覚ましく、リーグを代表するストライカーとして君臨しました。

全北現代モータース在籍中は、チームの成功に大きく貢献し、数々のタイトルを獲得しました。アジアカップウィナーズカップ優勝に加え、韓国FAカップを2回（2003年、2005年）、韓国スーパーカップ（2004年）を制覇。個人タイトルも数多く獲得しており、2003年にはKリーグアシスト王、韓国FAカップMVP、2004年には韓国スーパーカップMVPに輝きました。

キャリアの終焉とレガシー

2005年、37歳で現役を引退。エジミウソンは、ブラジルから始まり、ポルトガル、サウジアラビア、そして韓国と、国境を越えて活躍した希有なストライカーでした。特に韓国での活躍は長く記憶に残り、Kリーグの歴史に大きな足跡を残しました。彼の卓越した得点力、そしてリーダーシップは、多くのファンに感動と興奮を与え続けました。彼のキャリアは、年齢に関係なく、努力と才能があれば、世界中で活躍できることを示す素晴らしい例と言えるでしょう。

タイトル

クラブ
アジアカップウィナーズカップ: 2001-02 (全北現代モータース)
韓国FAカップ: 2003, 2005 (全北現代モータース)
韓国スーパーカップ: 2004 (全北現代モータース)
個人
アジアカップウィナーズカップMVP: 2001-02
Kリーグ得点王: 2002
Kリーグアシスト王: 2003
韓国FAカップMVP: 2003
韓国スーパーカップMVP: 2004

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