エジミウソン・ジョゼ・ゴメス・ジ・モラエス

ジョゼ・エジミウソン・ゴメス・ジ・モラエス（José Edmílson Gomes de Moraes、1976年7月10日 - ）は、ブラジル・サンパウロ州タクアリティンガ出身の元サッカー選手です。ポジションは主にディフェンダー（DF）とミッドフィールダー（MF）をこなしました。

経歴

エジミウソンは、その堅実な守備でチームを支え、フランスの名門リヨンではリーグ・アン3連覇の原動力となりました。2001年のコンフェデレーションズカップではブラジル代表のキャプテンを務め、翌2002年の日韓ワールドカップでは、3バックの中央という重要なポジションを任され、見事優勝に貢献。コスタリカ戦では、鮮やかなオーバーヘッドシュートを決めています。

その後、スペインの強豪FCバルセロナへ移籍。移籍金は1000万ユーロ（当時のレートで約13億1000万円）でした。バルセロナでは怪我に悩まされる時期もありましたが、ボランチやセンターバックとして、ラファエル・マルケス、オレゲール・プレサスらとポジションを争い、チームを支えました。2005-06シーズンにはボランチのレギュラーに定着し、リーガ・エスパニョーラとUEFAチャンピオンズリーグの2冠達成に大きく貢献しました。

2006年のドイツワールドカップにもブラジル代表メンバーとして選出されましたが、大会直前の怪我により、惜しくも出場を断念しました。

2008年5月には、ビジャレアルCFへ移籍金なしで移籍。その後、2009年1月にブラジルのSEパルメイラスへ移籍し、母国でプレーしました。2010年1月31日には、スペインのレアル・サラゴサとシーズン終了までの契約を結び、再びスペインの地へ。2010-11シーズンもサラゴサでプレーした後、2011年夏にブラジルのセアラーSCへ移籍しました。

引退後は、FCスカ・ブラジルの会長を務めるなど、サッカー界に貢献しています。

人物

エジミウソンは熱心なクリスチャンであり、その信仰心の篤さから、バルセロナのチームメイトからは愛情を込めて「牧師さん」と呼ばれていました。

リヨン時代から数えて、実に5シーズン連続でリーグ優勝を経験しており、「優勝請負人」とも呼ばれていました。

2007年12月には、バルセロナのテレビインタビューで、チーム内に「黒い羊（はみ出し者）」がいると発言し、チームメイトのやる気のなさを批判しました。この発言は、当時のバルセロナの不調と相まって大きな話題となり、地元紙では、この「黒い羊」とは当時夜遊び疑惑のあったロナウジーニョではないか、という憶測が飛び交いました。その後、クリスマスにチームメイトから黒い羊のぬいぐるみをプレゼントされ、ロッカールームを笑わせたというエピソードが残っています。しかし、誰が黒い羊をプレゼントしたのかは、現在も不明です。

代表歴

2002 [[FIFAワールドカップ]]

国際Aマッチ：39試合1得点（2000年 - 2007年）

タイトル

ブラジル代表
2002 [[FIFAワールドカップ]]：優勝

サンパウロ
コパCONMEBOL：1994
レコパ・スダメリカーナ：1994
カンピオナート・パウリスタ：1998, 2000

リヨン
リーグ・アン：2001-02, 2002-03, 2003-04
クープ・ドゥ・ラ・リーグ：2000-01
トロフェ・デ・シャンピオン：2002, 2003

バルセロナ
リーガ・エスパニョーラ：2004-05, 2005-06
スーペルコパ・デ・エスパーニャ：2005, 2006
* UEFAチャンピオンズリーグ：2005-06

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