エスタディオ・エル・サダール

エスタディオ・エル・サダール

エスタディオ・エル・サダールは、スペイン・ナバーラ州の州都パンプローナにある、CAオサスナの専用サッカースタジアムです。このスタジアムは1967年に開場し、現在は23,576名を収容することができます。スタジアムの名称は、パンプローナを流れるサダール川に由来しています。スタジアムは、当地のサッカー界において重要な役割を果たしており、オサスナのホームグラウンドとして親しまれています。

名称の由来

「エスタディオ・エル・サダール」という名称は、近くのサダール川の名に由来しています。1967年に開場してから2005年までは、この名称で親しまれていましたが、2005年から2011年の期間中、ナバーラ自治州政府によるオサスナの新たなスポンサーシップにより「エスタディオ・レイノ・デ・ナバーラ」という名称に変更されました。ここでの「reyno」という言葉は、古典的なスペイン語で「王国」という意味を持ち、直訳すれば「ナバーラ王国のスタジアム」ということになりますが、現在では「reino」と表記されることが一般的です。

スタジアムの歴史

エスタディオ・エル・サダールは、CAオサスナの過去の本拠地であったエスタディオ・サン・フアンの後を継ぐ形で誕生しました。オープン当初は約25,000人の観客を収容可能でありましたが、実際には固定座席は約7,000席しか設けられていませんでした。スタジアムの初試合は1967年9月2日に行われ、レアル・サラゴサとヴィトーリア・セトゥーバル（ポルトガル）の対戦で、結果は1-1の引き分けとなりました。翌日にはオサスナがヴィトーリア・セトゥーバルと対戦し、見事に3-0で勝利を収めました。この試合では、オサバ選手がオサスナの初得点を挙げています。

その後もエスタディオ・エル・サダールはサッカーの試合だけでなく、多様なイベントが開催される場所としても知られるようになりました。例えば、1996年6月5日には著名なバンド、ボン・ジョヴィのコンサートが行われ、大規模な音楽イベントとして観客を魅了しました。

現在のエスタディオ・エル・サダール

現在、エスタディオ・エル・サダールは、CAオサスナのサポーターたちにとって重要な場であり、彼らの情熱と誇りを象徴しています。スタジアムの改修や改善が続けられており、観客席やファシリティの充実が図られています。特に、オサスナの試合日は多くのファンが集まり、スタジアム内は熱気に包まれます。

エスタディオ・エル・サダールは単なるサッカースタジアムではなく、地域の文化や人々の絆を深める場でもあり、これからもスタジアムの物語は語り続けられることでしょう。

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