エターナル・フレーム

『エターナル・フレーム』の魅力と影響

「エターナル・フレーム」（Eternal Flame）は、アメリカのバンドであるバングルスが1989年に発表した楽曲で、瞬く間に全米1位を獲得した名曲です。邦題は「胸いっぱいの愛」で、今なお多くの人々に愛され、特に結婚式のBGMとして頻繁に使用されています。この曲の持つ魅力や背景、さらにはカヴァーに至るまでの影響力を探っていきます。

作曲とアーティスト

楽曲の創作に寄与したのは、ヴォーカルのスザンナ・ホフスとソングライターのビリー・スタインバーグ、トム・ケリーの3人です。このコンビは、マドンナの「Like a Virgin」やハートの「Alone」、ホイットニー・ヒューストンの「So Emotional」といった数々のヒット曲を手掛けたことで知られています。このため、「エターナル・フレーム」も彼らの才能が結集した結果と言えるでしょう。

レコーディング時には、スザンナ・ホフスがダイアナ・ロスに倣い、暗いスタジオの中で全裸で歌ったという逸話もあります。このように彼女の強い情熱が、楽曲に特別な色合いを加えていると言えます。

ヒットと影響

1989年2月11日にリリースされたこのシングルは、瞬く間にBillboard Hot 100で1位を獲得し、イギリス、オランダ、オーストラリアを含む9か国でナンバーワンの座に輝きました。特に日本では、2009年放送のTBS系ドラマ『ラブシャッフル』に挿入歌として使用され、再び注目を集めました。

カヴァーの多様性

「エターナル・フレーム」は多くのアーティストにカヴァーされており、松田聖子による1991年の日本語版、長瀬智也による1997年のカヴァー、ウィーン少年合唱団のCM使用など、様々なバージョンが存在します。松田聖子のカヴァーはアルバム「Eternal」に収録され、アルバムチャートでも3位を記録しました。また、長瀬智也はマイケル・ジャクソンがプロデュースしたグループ3Tとのコラボレーションによってこの曲を主題歌としました。

さらに、アトミック・キトゥンによるカヴァーもイギリスのシングルチャートで1位を獲得するなど、曲の魅力は国を超えて広がっています。その他にも、渡辺美里や安良城紅、NICOTINE、Q;indivi starring Rin Oikawaなど多くの日本のアーティストがこの楽曲を新たな形で演奏・録音しており、それぞれの解釈が楽しめます。

まとめ

「エターナル・フレーム」は、バングルスの代表曲であり、恋愛の喜びや切なさを表現した普遍的なメッセージを持っています。これまで多くのアーティストによってカヴァーされ、その魅力は色あせず、今後も多くの人々に親しまれていくことでしょう。結婚式や特別な場面で曲が流れるたび、聴く人々の心に温かな思い出を呼び起こす楽曲です。

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