エテリ・リパルテリアニ

エテリ・リパルテリアニ（Eteri Liparteliani、1999年9月23日 - ）は、ジョージアのスヴァネティ地方出身の柔道選手です。階級は57kg級で、国際舞台で目覚ましい活躍を見せています。叔父は、アトランタオリンピック78kg級で銅メダルを獲得したソソ・リパルテリアニです。

幼少期から柔道に打ち込み、8歳で柔道を始めました。地元の練習環境が十分でなかったため、10歳の時に親元を離れ、叔父のマルハツが住むルスタヴィに移り住み、本格的な稽古を積みました。2015年には、地元ジョージアのトビリシで開催されたヨーロッパユースオリンピックフェスティバル57kg級で優勝し、その才能を開花させました。2016年には、ヨーロッパカデでも優勝を果たしています。

ジュニアの舞台でも着実に実績を重ね、2018年のヨーロッパジュニアでは2位に入賞しました。同年の世界ジュニアでは初戦で敗退しましたが、団体戦では5位に入賞しました。U23ヨーロッパ選手権では3位に入賞しています。2019年には、ヨーロッパジュニアで優勝を果たし、世界ジュニアでは決勝で日本の袴田佳名瑚選手を破り、ジョージアの女子選手として初めて世界ジュニアチャンピオンに輝きました。団体戦では3位に入賞。U23ヨーロッパ選手権でも優勝を果たしています。

シニアの舞台でも世界の強豪と互角に渡り合い、2021年のグランドスラム・トビリシでは、準決勝で世界チャンピオンの出口クリスタ選手に勝利するも、決勝で敗れ2位。東京オリンピックでは5位入賞を果たしました。2022年の世界選手権では7位に入賞。2023年の世界選手権では3回戦で敗退。世界団体では3位に入賞。ヨーロッパ競技大会の団体戦では優勝を果たしました。コソボで開催されたヨーロッパオープン選手権では優勝し、賞金を獲得しています。

2024年には、地元で開催されたグランドスラム・トビリシで優勝。その直後には、会場で婚約者からプロポーズを受けるサプライズもありました。パリオリンピックでは、準々決勝で敗れ、3位決定戦でも敗れ5位という結果でした。

主な戦績として、数々の国際大会で上位入賞を果たしています。

2015年 - ヨーロッパユースオリンピックフェスティバル　優勝
2016年 - ヨーロッパカデ　優勝
2018年 - ヨーロッパジュニア　2位
2019年 - ヨーロッパジュニア　優勝
2019年 - 世界ジュニア　個人戦　優勝
2023年 - ヨーロッパ競技大会　団体戦　優勝
* 2024年 - グランドスラム・トビリシ　優勝

エテリ・リパルテリアニは、ジョージア柔道を牽引する若き才能として、今後の活躍が期待されています。

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