エドン・ジェグロヴァ

エドン・ジェグロヴァ（Edon Zhegrova）は、1999年3月31日生まれのコソボ出身のプロサッカー選手です。現在はフランスのLOSCリールに所属し、コソボ代表としても活躍しています。ポジションはフォワード。

クラブ経歴

幼少期

ジェグロヴァは、コソボのKFフラムルタリ、プリシュティナ、ベルギーのスタンダール・リエージュ、シント＝トロイデンの下部組織で育ちました。2012年には、コソボで開催されたACミランのジュニアキャンプで最優秀選手に選出されるなど、幼い頃からその才能を発揮していました。

KRCヘンク

2017年3月22日、ジェグロヴァはベルギー・ファースト・ディビジョンAのヘンクに加入しました。同年9月10日、アウェイのヘント戦でプロデビューを果たしました。

FCバーゼル

2019年2月4日、スイスのバーゼルへ期限付き移籍。2月23日にはスーパーリーグデビューを飾り、9月25日のチューリッヒ戦で移籍後初ゴールを記録しました。2020年9月22日にはバーゼルへ完全移籍し、5日後のセルヴェット戦でシーズン初先発、10月4日のルツェルン戦で完全移籍後初ゴールを挙げるなど、チームに大きく貢献しました。

LOSCリール

2022年1月14日、ジェグロヴァは4年半契約でフランスのリールへ移籍しました。移籍金は700万ユーロと報じられています。2月6日のパリ・サンジェルマン戦でリーグ・アンデビュー。3月6日のクレルモン・フット戦でフランスでの初ゴールを記録しました。

代表経歴

ジェグロヴァは当初、U-21代表からの召集をクラブでの活動に集中するため拒否しましたが、2018年3月6日にコソボ代表としてプレイすることを決断しました。同月24日のマダガスカル戦で代表デビューを飾り、初ゴールも記録。チームを勝利に導きました。

人物

ジェグロヴァは、コソボ紛争から逃れていた両親のもと、ドイツで生まれました。紛争終結後、2歳の時に家族でコソボのプリシュティナへ帰国しています。右ウイングを主戦場とし、ドリブルでの切り込みを得意とする左利きのアタッカーであり、そのプレースタイルから「コソボのメッシ」や「コソボのロッベン」とも称されています。

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