エド・クランシー

エド・クランシー（Edward Clancy, [1985年]]3月12日 - ）は、イングランドのバーンズリー出身の自転車競技選手です。トラックレース、特に団体追抜における輝かしい実績で知られ、数々の国際大会でイギリス代表として活躍しました。その功績が認められ、[[大英帝国勲章]を受章しています。

経歴

クランシーは、2005年、2006年の英国選手権連覇、そして2006年～2007年シーズンのUCIトラックワールドカップでの活躍を通じて頭角を現しました。イギリスチームの一員としてワールドカップ4戦中2戦で優勝に貢献し、その実績が評価され、2007年の世界選手権の団体追抜のメンバーに選出されました。ジェライント・トーマス、ポール・マニング、ブラッドリー・ウィギンスらと共に世界選手権に出場し、見事優勝を果たしました。

2007年～2008年シーズン以降は、団体追抜において不動のメンバーとして活躍。UCIトラックワールドカップでは4戦中3戦で優勝に貢献し、母国・マンチェスターで開催された2008年の世界選手権では、トーマス、マニング、ウィギンスと共に大会連覇に挑みました。決勝ではデンマークを相手に、3分56秒32という当時の世界記録を樹立し、見事連覇を達成しました。

同年開催された北京オリンピックでも、世界選手権と同じメンバーで団体追抜に出場。決勝では再びデンマークと対戦し、3分53秒314の世界記録を更新して金メダルを獲得しました。

2010年の世界選手権では、団体追い抜きで2位、オムニアムでは順位点24で同種目初優勝を果たしました。

2012年の世界選手権・団体追抜では、ジェライント・トーマス、ピーター・クナウフ、スティーヴン・バーク（予選はアンドリュー・テナント）と共に出場し優勝。決勝のオーストラリア戦では、3分53秒295の世界記録をマークしました。ロンドンオリンピックでも、トーマス、クナウフ、バークと共に団体追抜に出場し、予選で3分52秒499、決勝で3分51秒659と、それぞれ世界新記録を樹立し、オリンピック同種目連覇という偉業を達成しました。

主な実績

2006年 欧州選手権（U23） 団体追抜 優勝
UCIトラックワールドカップ2006-2007 モスクワ - 団体追抜 優勝
UCIトラックワールドカップ2006-2007 マンチェスター - 団体追抜 優勝
2007年 トラック世界選手権 団体追抜 優勝（+ ジェライント・トーマス、ポール・マニング、ブラッドリー・ウィギンス）
UCIトラックワールドカップ2007-2008 シドニー - 団体追抜 優勝
UCIトラックワールドカップ2007-2008 北京 - 団体追抜 優勝
UCIトラックワールドカップ2007-2008 コペンハーゲン - 団体追抜 優勝
2008年 トラック世界選手権 団体追抜 優勝（+ ジェライント・トーマス、ポール・マニング、ブラッドリー・ウィギンス）
北京オリンピック 団体追抜 優勝（+ ジェライント・トーマス、ポール・マニング、ブラッドリー・ウィギンス）
UCIトラックワールドカップ2008-2009 マンチェスター - 団体追抜 & 個人追抜 優勝
UCIトラックワールドカップ2008-2009 コペンハーゲン - 団体追抜 優勝
2010年 トラック世界選手権 オムニアム 優勝
2010年 トラック世界選手権 団体追抜 2位
2010年 欧州選手権 団体追抜 優勝
UCIトラックワールドカップ2010-2011 マンチェスター - 団体追抜 優勝
2011年 トラック世界選手権 団体追抜 3位
2011年 欧州選手権 団体追抜 & オムニアム 優勝
2012年 トラック世界選手権 団体追抜 優勝（+ ジェライント・トーマス、ピーター・クナウフ、スティーヴン・バーク）
ロンドンオリンピック 団体追抜 優勝（+ ジェライント・トーマス、ピーター・クナウフ、スティーヴン・バーク）
ロンドンオリンピック オムニアム 3位
* 2013年 トラック世界選手権 団体追抜 2位

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