エフエムやめ

一般財団法人FM八女の放送概要

一般財団法人FM八女（エフエムやめ）は、福岡県八女市を中心にコミュニティFMとして地域に密着した放送を行っています。この放送局は、2012年に開局され、全国的に珍しい特定地上基幹放送事業者であり、一般財団法人として運営されています。

放送と防災への取り組み

FM八女の特色として、八女市が非常時に備えて実施している「緊急告知FMラジオ」があります。これは、電源が切れている場合や他の放送局を聴取している際にも、FM八女の放送に自動的に切り替わる防災ラジオを各世帯や福祉施設に無償で提供しています。このように地域住民の安全を守るために、FM八女は防災情報の迅速な伝達を重視しており、総務省消防庁が提供する全国瞬時警報システム（J-ALERT）を利用して様々な緊急情報を発信しています。

開局当初は他局の番組をネットしていましたが、地域情報に特化するためにこれを約1か月で中止し、自主製作番組を中心にプログラムを編成しました。現在は、音楽番組や地域に特化した情報番組を放送しており、引き続き地域のニーズに応えています。

受信エリアと放送設備

FM八女の送信所は、八女市内の複数のポイントに設置されており、80.1MHzの周波数で放送を行っています。八女市の一部だけでなく、佐賀県や長崎県、熊本県の一部地域でも受信が可能ですが、一部地域では周波数の近い他局との混信が発生することがあります。これにより、方角や地域によっては受信状況が異なる場合もあります。

番組編成と特長

FM八女では、自主制作番組として「がまだすワイド801」や「ダニー馬場の10時のにやがりもん」等を放送しています。火曜から土曜まで、地域住民とともに楽しむ情報番組を展開し、聴取者が参加できるような企画が組まれています。また、各種音楽番組や地域密着のトーク番組も取り揃え、親しみやすさを主軸にした放送が行われています。

さらに、過去に放送された専門性の高い番組もあり、地域の皆さんとの交流を通じて情報発信が行われています。これにより、地域に根ざした新たな文化の創造にも貢献しているのです。

まとめ

FM八女は、住民の生活に寄与するべく運営されているラジオ局であり、情報提供やエンターテインメントを通じて地域コミュニティを活性化させています。地域の安全を守るための防災機能も兼ね備え、地域に密着した信頼されるメディアとして今後も活動を続けていくことでしょう。

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