エフエム伊東

エフエム伊東（なぎさステーション）について

エフエム伊東株式会社は、静岡県伊東市の一部地域を放送対象とするコミュニティFM局です。「なぎさステーション」の愛称で親しまれ、地域に密着した情報発信を行っています。

放送エリア

主な可聴範囲は、伊東市全域に加え、伊豆市、熱海市、そして神奈川県湘南エリアの一部となっています。地域住民にとって身近な情報源として、生活に欠かせない存在です。

放送内容

自社制作番組に加え、ミュージックバードの番組も放送しており、バラエティ豊かなコンテンツを提供しています。特徴的なのは、毎日午前4時を基点とした24時間放送を実施している点です。これは、他の静岡県内民放局とは異なり、日曜日も含めた完全な24時間放送体制を意味します。

2019年7月1日からは、JCBAインターネットサイマルラジオでの配信も開始し、日本全国どこからでも聴取できるようになりました。

主な番組

エフエム伊東では、以下のような帯番組や生放送番組を放送しています。

伊東シティインフォメーション：伊東市の行政情報を伝える番組。
平日：4:44、7:44、13:00、18:30
土日：4:44、8:14、12:30、17:44（土曜）、19:00（日曜）
なぎさMorning Wave：月曜から金曜の朝に放送される情報番組（7:30 - 9:00）。
なぎさSeaside Tune：月曜から金曜の午前に放送される音楽番組（11:00 - 13:00）。
なぎさDriving Navi：月曜から金曜の夕方に放送される情報番組（17:30 - 18:30）。
SATURDAY☆ISLAND：土曜の朝に放送される情報番組（8:30 - 10:00）。
なぎ散歩：土日のお昼に放送される情報番組（13:00 - 15:00）。
Driving Saturday：土曜の夕方に放送される情報番組 (17:00-17:44)。
SUNDAY☆ISLAND：日曜の朝に放送される情報番組（8:30 - 10:00）。
* 伊東温泉競輪情報：競輪に関する情報を随時放送。

これらの番組に加え、道路交通情報や天気予報も番組内で随時放送しています。

歴史

エフエム伊東は、1998年2月4日に資本金5,000万円で設立されました。筆頭株主は伊東市で、1,200万円を出資しています。同年5月3日に開局し、市役所からの情報提供や災害時の緊急情報放送に関する協定を市と締結しました。

しかし、開局以来経営状況は安定せず、累積欠損金の解消が難しい状況が続いていました。そのため、2016年6月30日には筆頭株主である伊東市の要求により役員が総辞職しました。その後、経営安定化のため市は金融機関からの借入金返済のための貸付を行いました。また、2021年には、市庁舎災害対策室への放送機能移設やアンテナ移設、中継局設置などの設備整備を行い、災害時の情報伝達体制を強化しました。

2022年2月8日には、送信所を大室山から伊東市川奈の小室山に移転し、出力を10Wから20Wに増力しました。また、同日には八幡野中継局（出力20W）も新たに設置されました。

まとめ

エフエム伊東は、伊東市を中心とした地域に根ざしたコミュニティFM局として、日々の情報発信や災害時の情報提供を通じて、地域住民の生活を支えています。インターネットサイマルラジオでの配信開始により、その情報発信は全国へと広がっています。

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