エブ★ラジ 夜の連続スマホ小説

エブ★ラジ 夜の連続スマホ小説：スマホ小説がラジオドラマに！

2014年10月5日から2015年3月29日までの期間、TBSラジオで放送されたラジオドラマ番組『エブ★ラジ 夜の連続スマホ小説』。日曜日の深夜23時30分から24時（月曜0時）の30分間、リスナーを魅了する物語が紡がれていました。

この番組最大の特徴は、スマートフォンからの小説投稿サイト『E★エブリスタ』とコラボレーションしていた点です。同サイトに投稿された作品の中から、毎月1作品が厳選され、4回から5回にわたる連続ラジオドラマとして放送されました。単に小説を朗読するだけでなく、ラジオドラマとして丁寧に構成することで、聴く人の想像力を掻き立てる、臨場感あふれる作品へと生まれ変わっていました。

番組では、ラジオドラマ化された小説だけでなく、作品を投稿した作者へのインタビューも放送されました。作者自身の創作秘話や作品に込めた想いを聞くことで、作品への理解を深め、より一層作品の魅力を楽しむことができたことでしょう。さらに、ラジオドラマでキャラクターを演じた声優陣へのインタビューも実施。声優たちの演技へのこだわりや、収録時のエピソードなどを聞くことで、ラジオドラマ制作の裏側を垣間見ることができました。

ナビゲーターを務めたのは、安東弘樹さん。安東さんの落ち着いた語り口調と、作品への深い理解は、番組全体を優しく包み込むような雰囲気を作り出していました。安東さんの巧みな進行によって、ラジオドラマとインタビューが自然に繋がっており、リスナーは心地よく番組の世界観に浸ることができたはずです。

『エブ★ラジ 夜の連続スマホ小説』は、単なるラジオドラマの枠を超え、小説投稿サイトとラジオ放送という異色の組み合わせが奏でる、新しい試みと言える番組でした。スマホ小説という現代的な要素を取り入れながら、ラジオドラマという伝統的なメディアの魅力を最大限に活かした、独創的な番組だったと言えるでしょう。

番組は、多くのリスナーに新鮮な感動を与え、スマホ小説の世界をラジオを通じて広く知らしめる役割を果たしました。また、作者や声優へのインタビューを通して、作品の裏側にある熱意や努力を伝えることで、クリエイターとリスナーの距離を縮める役割も担っていました。

この番組は、同じE★エブリスタを協賛として、MBSラジオで放送された『AKB48木﨑ゆりあ 2014年のシンデレラ』と関連が深く、同番組もラジオドラマコーナーにE★エブリスタの作品を取り上げていました。TBSラジオでは、『エブ★ラジ 夜の連続スマホ小説』の放送時間枠の一つ前、23:00-23:30に放送されていました。

『エブ★ラジ 夜の連続スマホ小説』は、スマホ小説という新しい表現方法の可能性と、ラジオドラマという伝統的なメディアの融合が成功した、貴重な番組だったと言えるでしょう。番組公式サイトやE★エブリスタのウェブサイトから、番組の詳細情報や、放送された作品について確認できます。

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