エベルトン・エンリケ・デ・ソウザ

エベルトン・エンリケ・デ・ソウザ（Éwerthon Henrique de Souza, 1981年6月10日 - ）は、ブラジル・サンパウロ出身の元サッカー選手です。ポジションはフォワードでした。

クラブでの活躍

エベルトンは、熱狂的なコリンチャンスファンであった父親の影響を受け、7歳でコリンチャンスの門を叩きました。1999年にトップチームデビューを果たしますが、当初は出場機会に恵まれず、リオ・ブランコECへレンタル移籍を経験します。ここでは中心選手として活躍し、サンパウロ州選手権で5得点を記録しました。コリンチャンス復帰後も、サンパウロ州選手権で9得点を挙げるなど、着実に成長を遂げました。

2001年、エベルトンはドイツのボルシア・ドルトムントへ移籍します。ドルトムントでは、ヤン・コレルとの連携で攻撃にアクセントを加え、2001-02シーズンから4年連続で2桁得点を記録するなど、チームの主力として活躍しました。

しかし、ドルトムントは親会社の経営難に苦しむことになり、2005年7月、エベルトンはスペインのレアル・サラゴサへ移籍しました。サラゴサでは、快足を活かして得点を量産しましたが、2年目は出場機会が減少。2007年7月には、ドイツ王者のVfBシュトゥットガルトへレンタル移籍することになりました。しかし、シュトゥットガルトでは思うような活躍ができず、冬にはRCDエスパニョールへ再びレンタル移籍を経験します。

2008-09シーズンには、サラゴサへ復帰し、リカルド・オリヴェイラとのコンビで得点を量産。28得点を挙げ、CDテネリフェのニノに次ぐ得点ランキング2位となりました。しかし、2009-10シーズンは出場機会が減少し、冬の移籍市場でウンベルト・スアソが加入したことにより、EU圏外選手枠からも外れることとなりました。

2010年2月22日、エベルトンはブラジルのSEパルメイラスへ移籍。2011年7月には、ロシアプレミアリーグのFCテレク・グロズヌイへ移籍しますが、6試合で1得点と期待されたほどの活躍はできず、2012年1月に契約を解除し、退団しました。

ブラジル代表としての活動

エベルトンは、ブラジル代表としてもプレーし、2001年4月のペルー戦で初出場を果たしました。その後、数試合に出場しましたが、2003年以降は代表に招集されることはありませんでした。

所属クラブ

SCコリンチャンス・パウリスタ (1998-1999, 2000-2001)
リオ・ブランコEC (1999-2000)
ボルシア・ドルトムント (2001-2005)
レアル・サラゴサ (2005-2010)
VfBシュトゥットガルト (2007-2008.1) ※期限付き移籍
RCDエスパニョール (2008.1-2008.6) ※期限付き移籍
SEパルメイラス (2010)
FCテレク・グロズヌイ (2011-2012)
アトレチコ・ソロカーバ (2014)

タイトル

SCコリンチャンス・パウリスタ

カンピオナート・ブラジレイロ: 1998, 1999
カンピオナート・パウリスタ: 1999
FIFAクラブワールドカップ: 2000

ボルシア・ドルトムント

ブンデスリーガ: 2002

ブラジル代表

南米ユース選手権: 2001

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