エリック・ウェッジ

エリック・マイケル・ウェッジ（Eric Michael Wedge、1968年1月27日 - ）は、アメリカ合衆国出身の元プロ野球選手であり、引退後は指導者として活躍しました。現役時代は捕手としてプレーし、MLBのクリーブランド・インディアンスとシアトル・マリナーズで監督を務めたことで知られています。

現役時代

1989年、ウェッジはボストン・レッドソックスからドラフト3巡目（全体83位）で指名を受け、プロ入りを果たしました。1991年10月5日にはミルウォーキー・ブルワーズ戦でメジャーデビューを飾り、1992年には自己最多となる27試合に出場しました。同年オフには、エクスパンションドラフトによりコロラド・ロッキーズへ移籍しましたが、1994年のスプリング・トレーニング後に放出され、レッドソックスへ復帰しました。その後、1996年はデトロイト・タイガース傘下、1997年はフィラデルフィア・フィリーズ傘下でプレーし、現役を引退しました。

指導者としてのキャリア

引退後、ウェッジはマイナーリーグの複数の球団で監督として指導にあたり、その手腕を発揮しました。

インディアンス監督時代

2003年、クリーブランド・インディアンスの監督に就任し、チームの再建に手腕を発揮しました。在任中には、後に球界を代表する投手となったCC・サバシアやクリフ・リーなどを大きく成長させました。2007年には、チームを2001年以来となる地区優勝に導き、その功績が認められ、最優秀監督賞を受賞しました。しかし、2009年にはチームが低迷し、シーズン終了後に退団となりました。

マリナーズ監督時代

2010年10月19日、シアトル・マリナーズの監督に就任することが発表され、就任会見を行いました。しかし、2011年のマリナーズは最下位に終わり、2012年も前年に引き続き最下位となりました。2013年も同チームの監督を務めましたが、71勝91敗の4位でシーズンを終え、契約延長は行われず、2013年シーズンをもって同球団を退団しました。

詳細情報

獲得タイトル・表彰
AL最優秀監督賞：1回 (2007年)
背番号
22 (1991年、1993年 - 1994年、2003年 - 2009年、2011年 - 2013年)
* 36 (1992年)

エリック・ウェッジは、選手としては目立った成績を残せなかったものの、監督としては、特に選手の育成能力に定評があり、その手腕は高く評価されています。

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