エルディン・デミル

エルディン・デミル（Erdin Demir、1990年3月27日 - ）は、スウェーデン・マルメ出身の元プロサッカー選手です。トルコにルーツを持ち、現役時代は主に左サイドバック（LSB）を務めていました。元スウェーデン代表選手でもあります。

クラブ経歴

デミルは、地元の名門クラブであるマルメFFの下部組織で育成されました。しかし、トップチームではスウェーデンカップに数試合出場したのみで、リーグ戦への出場機会を得ることはできませんでした。2009年にクラブを退団し、新たな活躍の場を模索することになります。

2011年、デミルはトレッレボリFFに加入し、ここで大きなブレイクを果たします。チーム自体は成績不振により降格してしまいましたが、デミルのパフォーマンスは高く評価され、リーグの最優秀若手選手に選出されるという栄誉に輝きました。

この活躍が認められ、2011年12月には、ノルウェーの強豪クラブであるSKブランに500万スウェーデン・クローナ（当時のレートで約6000万円相当）で移籍しました。SKブランとは4年間の契約を結び、海外での挑戦をスタートさせました。

代表経歴

デミルは、スウェーデンのユース代表としても活躍しました。UEFA U-21欧州選手権2013予選などの主要な大会に出場し、将来を嘱望される若手選手として注目を集めました。

2011年12月には、スウェーデンA代表に初めて招集されました。そして、翌2012年1月に開催されたカタールとの親善試合で、念願の代表デビューを飾りました。


エルディン・デミルは、その才能と努力によって、スウェーデンサッカー界にその名を刻んだ選手の一人と言えるでしょう。

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