エルフを狩るモノたち

エルフを狩るモノたち

『エルフを狩るモノたち』は、日本の作家・矢上裕が手掛けるファンタジー漫画で、独特のユーモアとエルフとのコミカルなやり取りで人気を博しました。本作は、異世界での冒険を描いており、エルフを狩る一行が日本に戻るために必要な呪文のかけらを集める旅に出るという設定です。ここでは、シリーズの基本的な情報と続編『エルフを狩るモノたちリターンズ』及び『エルフを狩るモノたち2』についても触れています。

概要

本作は基本的に1話完結のストーリー構成で、毎回異なるエルフとの対決が描かれています。最初は全22巻の連載が行われ、後にスペシャルな読み切り作品を収めた『エルフを狩るモノたちDX』も存在します。また、1996年10月から1997年にかけてテレビアニメも放送され、続いて第2期として『エルフを狩るモノたちII』が放送されました。2007年には続編『エルフを狩るモノたちリターンズ』が短期連載され、2013年からは『エルフを狩るモノたち2』がスタートし、全10巻が発行されました。

ストーリー

物語は、現代日本から異世界に召喚された主人公たちが自身の世界に戻るため、召喚魔法の使い手であるセルシア・マリクレールによって集められた呪文のかけらを探し出す冒険を描いています。呪文のかけらは、若い女性エルフの肌にくっついているため、次々とエルフを脱がしながら探すという内容です。この独特な設定が、作品のユーモアの根本を成しています。

キャラクター

主要キャラクターには、空手家を目指す龍造寺淳平、策略家的小宮山愛理、そしてミリタリーオタクの井上律子が含まれます。彼らはエルフたちと様々な冒険を繰り広げ、時には敵対し、時には友好関係を築きます。エルフたちの中にも独特の個性を持つキャラクターが多く、物語を一層豊かにしています。

続編と新たな物語

続編『エルフを狩るモノたちリターンズ』は、主人公たちが日本に戻り平穏な生活を送る中、再び異世界に召喚される事件が発生し、今度は神保町でのカレーを巡る戦いが繰り広げられます。

『エルフを狩るモノたち2』では、新キャラクターの新谷麻衣が登場し、兄に憧れる女子中学生の視点から独自の冒険が描かれます。自らの「妹」を狩ることをテーマにしたストーリーは、かつてのものとは異なる新しい面白さを提供しています。

総括

この作品群は、ファンタジーというジャンルはもちろん、登場人物たちの間に生まれるコメディータッチの絡みも魅力で、単なる冒険譚にとどまらない多様な楽しみ方ができます。アニメ版や続編に興味がある方にも、原作を読んでみる価値のある作品です。

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