『エレジー』は、日本のロックシーンで活躍する
清春が
2018年11月28日にリリースした通算14作目となるオリジナル
アルバムです。前作『夜、カルメンの詩集』から約1年3ヶ月ぶりとなるこの作品は、
清春が新たなレーベルであるトライアド(
日本コロムビア)へ移籍後、最初に発表した
アルバムとして位置づけられます。
本作は、近年、
清春自身が精力的に取り組んでいるアコースティックサウンドを基調としており、彼の表現する世界観がより親密かつ繊細に描き出されています。彼のキャリアにおける重要な転換点とも言えるこの時期に制作された作品は、アコースティックを自身の「ライフワーク」と語る彼の音楽的探求の一つの到達点を示しています。
アルバムには、様々な才能を持つミュージシャンが参加し、作品に深みを与えています。エレキギターには中村佳嗣、アコースティックギターには大橋英之が参加し、楽曲のサウンドを支えています。また、
チェロ奏者のRobin Dupuyが参加しており、特にM-1、M-2、M-3、M-6、M-8、M-9、M-10といった楽曲に情感豊かな音色を加えています。
アルバム全体のサウンドデザインやプログラミングは、三代堅が手掛けています。
本作は、CD形態でリリースされ、特定の店舗で購入・予約した場合に様々な特典が用意されていました。主要なチェーン店舗では、それぞれのチェーン名を冠したオリジナルデザインのA2ポスターが特典として提供されました。具体的には、TOWER RECORDS(全国各店およびオンライン)、HMV(全国各店およびローチケHMV)、TSUTAYA(全国各店およびオンラインショッピング ※オンラインは予約分のみ)、そして新星堂およびWonderGOO(全国各店および新星堂WonderGOO楽天市場店 ※一部店舗除く)がそれぞれ独自のポスター特典を展開しました。
また、AmazonではAmazonオリジナルポストカードが、上記以外の一般販売店(サポート店)では「エレジー」特製ステッカーが特典として付属しました。さらに、オンラインショップのコロムビアミュージックショップやネオ・ウイング、一部の実店舗(東京都の銀座山野楽器本店1F、静岡県のイケヤ高林店、愛知県のライカエジソン名古屋店、名豊ミュージックショップ豊橋本店など)でも独自の購入特典が設定されていました。
加えて、特定のライブ会場で
アルバムを予約した場合にのみ入手可能な限定特典も存在しました。対象となったのは、
2018年10月30日、11月12日、11月16日、11月24日、11月30日、12月8日の公演会場での予約で、特典として「エレジー」特製ポケットミラーがプレゼントされました。
『エレジー』は、レーベル移籍という新たな環境で制作され、
清春のアコースティックサウンドへの強いこだわりが結実した作品であり、彼の音楽キャリアにおいて重要な位置を占める
アルバムと言えます。