エレナ・コスタニッチ・トシッチ

エレナ・コスタニッチ・トシッチ（Jelena Kostanić Tošić, 1981年7月6日 - ）は、クロアチアのスプリト出身の元女子プロテニス選手です。左利きで、両手打ちのバックハンド・ストロークを特徴としていました。

選手経歴

7歳でテニスを始め、1998年の全豪オープン女子ジュニアシングルスで優勝。1999年にプロへ転向しました。4大大会には1999年全米オープンで初出場し、シングルスでは3回戦進出が最高成績です。ダブルスでは、2008年全米オープンでマリーナ・エラコビッチとのペアでベスト8に進出しました。

2004年7月26日には、シングルスで自己最高となる32位を記録。同年のアテネ五輪にも出場しましたが、シングルスは1回戦で敗退、カロリナ・スプレムとのダブルスも2回戦で杉山愛&浅越しのぶ組に敗れました。

WTAツアーでは、シングルスでの優勝はありませんでしたが、ダブルスでは8勝を挙げています。特に、2006年10月にはバニア・キングとペアを組み、ジャパン・オープンとPTTバンコク・オープンで2週連続優勝を果たしました。

プライベート

2006年7月には、クロアチアの卓球選手であるロコ・トシッチと結婚。2007年からは、夫の姓を併用してコスタニッチ・トシッチと名乗るようになりました。

コスタニッチ・トシッチは、2010年全米オープンを最後に現役を引退しました。引退後は、2016年にクロアチアの後輩選手であるアナ・コニュのコーチを務めるなど、後進の育成にも尽力しています。

WTAツアー決勝進出

シングルス: 3回 (0勝3敗)
ダブルス: 16回 (8勝8敗)

4大大会シングルス成績



特記事項

コスタニッチ・トシッチは、そのプレースタイルと人柄で多くのファンに愛されました。引退後もテニス界との関わりを持ち続け、クロアチアテニス界の発展に貢献しています。

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