エントリーシート

エントリーシートについて

エントリーシート（通称ES）とは、イベントや企業の選考に参加したいと考える人が、参加の意思や本人に関する必要事項を記入し、主催者に提出する公式な書類のことを指します。一般的には「申し込み用紙」とも呼ばれ、特にスポーツや各種競技大会、さらに企業の就職活動などの場面で利用されます。

概要

エントリーシートは、希望するイベントの主催者が作成するカスタマイズされたフォームであることが多く、参加者はこの用紙に自分の情報を記載して提出します。主催者に対して参加申込みを行うこのプロセスは、事前に参加希望者を確認する手段ともなり、無関係な者の参加を防ぐ役割も果たします。

就職活動において、企業が提供するエントリーシートは、応募者の情報を集めるための重要なツールとして機能し、特に一次選考に利用されることから、その記入内容は慎重に考える必要があります。エントリーシートには、氏名や連絡先、学歴に加え、企業独自の設問が用意されることが一般的です。

語学的観点

日本語の「エントリーシート」という言葉は、日本特有の用語であり、英語では「entry sheet」という表現は存在しないため、和製[[英語]]とされています。英語では「application」や「entry blank」が相当する言葉となります。特に、就職活動において用いる場合には「job application」という言葉がふさわしいとされています。

就職活動におけるエントリーシート

企業が独自に作成したエントリーシートは大企業や一部の中堅企業で多く見られますが、最近ではリクルート社が提供する「OpenES」といった共通のプラットフォームを利用し、事前に作成した内容をいくつかの企業に同時に提出できるようになっています。エントリーシートはまず一次選考の一環として利用され、特に有名企業では書類選考の重要な要素となっているため、応募者の大半がESで不合格となることも珍しくありません。

記入内容

エントリーシートには、基本的な情報として氏名、連絡先、出身高校や大学の名称のほか、中途採用の場合には職歴も記入する欄があります。また、企業独自の設問がいくつか含まれており、主に志望動機や自己PRに関連する内容が求められます。これらの設問は広い記入スペースが与えられ、いわば論作文試験のような形態を取ることが特徴です。企業によっては、TOEICのスコアや英検の級などの資格について記入する欄も用意されています。

まとめ

エントリーシートは、イベントや企業の選考などにおいて、応募者の参加意思を示すための重要な書類です。どのような内容を盛り込むか、どのように自己PRを行うかが選考結果を左右するため、しっかりと準備をして臨むことが求められます。

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