エントリーモ

エントリーモ（Entrimo）は、スペイン北西部、ガリシア州オウレンセ県に位置する自治体です。コマルカ・ダ・バイシャ・リミアに属し、自然豊かな地域として知られています。

地理

エントリーモはオウレンセ県の南西部に位置し、バイシャ・リミア地域に属しています。特筆すべきはその国境線であり、北から西にかけてポルトガルと接しています。この地理的な特性が、エントリーモの文化や歴史に大きな影響を与えてきました。隣接する自治体としては、北東にロベイラ、東から南にかけてはロビオスがあります。

人口

エントリーモの人口は比較的少ないですが、地域社会の結束は固く、伝統的な生活様式が守られています。ガリシア語は住民のアイデンティティの重要な一部であり、2001年の調査では、住民の99.21%がガリシア語を話すと報告されています。これは、ガリシアの文化と言語がこの地域で非常に強く根付いていることを示しています。

政治

2007年の自治体選挙の結果、ラモン・アロンソ・ロペス（ガリシア社会党所属）が自治体首長に選出されました。自治体評議会は、ガリシア社会党が6議席、ガリシア国民党が3議席を占めています。地方政治は、地域のニーズに応じた政策決定と住民サービスの提供に重要な役割を果たしています。

教区

エントリーモは、以下の5つの教区に分かれています。

エントリーモ（サンタ・マリーア・ア・レアル）
ガレス（サン・フィス）
ア・イージャ（サン・ロウレンソ）
ア・ペレイラ（サン・ファクンド）
* ベンセアンス（サン・トメ）

これらの教区は、それぞれ独自の教会とコミュニティを持ち、エントリーモの多様な文化を形成しています。各教区の守護聖人を祀る祭りでは、地域住民が集まり、伝統的な音楽やダンスを楽しみます。

エントリーモは、その自然の美しさ、豊かな文化、そして温かい人々によって、訪れる人々を魅了し続けています。近年、観光客が増加しており、地域の経済活性化に貢献しています。特に、ハイキングや自然観察などのアクティビティが人気を集めており、静かで美しい環境を求める旅行者にとって理想的な場所となっています。

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