エンリ・マルティン

エンリ・マルティン

エンリ・マルティン（Henry Martín、1992年11月18日生まれ）は、メキシコ合衆国出身のプロサッカー選手です。ポジションはフォワードを務めており、現在はリーガMXに所属する名門クラブ・アメリカでプレーしています。

経歴

彼のプロフェッショナルキャリアは、2013年にベナドスFCでスタートしました。メキシコの国内リーグで経験を積んだ後、2014年の夏にクラブ・ティフアナへと移籍します。新天地でのデビュー戦は、同年7月26日に行われたクラブ・アメリカとの試合でした。このクラブでの経験を経て、さらにキャリアアップを図ります。

そして2017年12月13日、エンリ・マルティンはクラブ・アメリカへの加入を果たします。この移籍の背景には、かつてクラブ・ティフアナで彼を指導したミゲル・エレーラ監督の存在がありました。エレーラ監督に誘われる形で、メキシコ屈指の強豪クラブへと活躍の場を移し、フォワードとして重要な役割を担うことになります。

代表キャリア

メキシコ代表としても、エンリ・マルティンは国際舞台でその能力を発揮しています。A代表初キャップは、2015年9月4日に行われたトリニダード・トバゴ代表との親善試合でした。

特に特筆すべきは、2020年に開催された東京オリンピックでの活躍です。オーバーエイジ枠としてサッカーメキシコ男子代表に招集された彼は、チームの攻撃陣を牽引。この大会で3得点を記録し、メキシコ代表が銅メダルを獲得する上で決定的な貢献を果たしました。

また、サッカー界最高の舞台であるFIFAワールドカップにも出場しています。2022年にカタールで開催されたワールドカップでは、メキシコ代表の一員としてピッチに立ち、世界の強豪を相手にプレーしました。A代表として、2015年以降、これまでに国際Aマッチ通算41試合に出場し、9得点を挙げています。

国内外のクラブでの経験と、オリンピックでのメダル獲得やワールドカップ出場といった輝かしい代表歴を持つエンリ・マルティンは、メキシコサッカー界において重要な存在であり続けています。フォワードとしての決定力と貢献度は、彼が所属するクラブや代表チームにとって不可欠な要素となっています。

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