オスカー・シュミット

オスカー・シュミット：不滅の記録を打ち立てたブラジルのバスケットボールレジェンド

オスカー・シュミット、本名オスカー・ダニエル・ベゼーハ・シュミット（1958年10月22日生まれ）は、ブラジルが生んだバスケットボール界の英雄です。45歳まで現役を続け、驚異的な得点能力で数々の記録を打ち立て、世界のバスケットボール史にその名を深く刻みました。

記録

生涯総得点： 49,737点。NBAのカリーム・アブドゥル＝ジャバーの記録を大きく上回る。
オリンピック出場： 5大会連続出場
オリンピック総得点： 歴代1位(ギネス記録)
1つのオリンピックでの総得点、平均得点： 史上最高記録(ギネス記録)

これらの記録は2024年現在も破られていません。

NBAにドラフトされながらもNBAでプレイしなかった選手としては、最も偉大な選手の一人として評価されています。

生い立ちとキャリア

リオグランデ・ド・ノルテ州ナタールで生まれたオスカーは、幼少の頃からバスケットボールに非凡な才能を発揮しました。彼を最初に指導したのは、日系人の三浦ラウリンドでした。三浦の献身的な指導が、オスカーの卓越したテクニックを育みました。

13歳の時にはすでに185cmの身長がありました。

1974年、16歳でサンパウロのパルメイラスの下部組織に入団し、才能を開花させます。

1977年、19歳という若さでブラジル代表に選出され、国際舞台へと躍り出ました。

代表としての活躍

オスカーはブラジル代表として、5大会連続でオリンピックに出場しました（1980年モスクワ〜1996年アトランタ）。オリンピックでの総得点は1093点、1試合平均28.8点という驚異的な数字を残しています。注目すべきは、彼が出場した5回のオリンピック全てで準決勝に進出していないにも関わらず、この記録を達成したことです。

1988年のソウルオリンピックでは、1大会で338得点を挙げ、1試合平均42.3点という驚異的な記録を打ち立てました。準々決勝で敗退したにも関わらず、この記録を達成したことは、彼の得点能力がいかに突出していたかを物語っています。

受賞歴

2010年：FIBA殿堂入り
2013年：ネイスミス・メモリアル・バスケットボール殿堂入り

プレイスタイル

オスカー・シュミットは、卓越したシュートセンスと得点能力を武器に、スモールフォワード/パワーフォワードとして活躍しました。彼のプレイスタイルは、当時のバスケットボール界に大きな影響を与え、多くのファンを魅了しました。

まとめ

オスカー・シュミットは、ブラジルバスケットボール界の至宝であり、世界中のバスケットボールファンから愛される伝説的な選手です。彼の記録は、今後も破られることのない不滅の金字塔として、バスケットボール史に輝き続けるでしょう。

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