オスワルド・アラニス

オスワルド・アラニス

メキシコ出身のプロサッカー選手、オスワルド・アラニス・パントハ（Oswaldo Alanís Pantoja）は、1989年3月18日にミチョアカン州モレリアで生を受けました。主にセンターバックとしてプレーし、堅実な守備を武器に、メキシコ国内の複数クラブで成功を収め、メキシコ代表としても国際舞台を経験した選手です。

クラブキャリア

アラニスのプロキャリアは、2007年にエストゥディアンテス・テコスの下部組織でスタートしました。才能を認められ、2009年にはトップチームへ昇格を果たします。トップチームでの公式戦デビューは、2009年4月に行われたクラブ・アメリカとの一戦でした。この試合に82分から途中出場し、チームは2-1で勝利を収め、彼のプロとしての第一歩は勝利で飾られました。

テコスで経験を積んだ後、2012年5月にサントス・ラグナへの移籍が決定しました。移籍発表当時、サントス・ラグナは前シーズンにあたるアペルトゥーラ2012を制覇したばかりの国内屈指の強豪でした。サントス・ラグナでは、加入後すぐに守備の要として活躍し、コパMX アペルトゥーラ2014、そしてリーガMX クラウスーラ2015のタイトル獲得に貢献しました。

2015年6月には、同じくメキシコの名門であるCDグアダラハラへ移籍します。グアダラハラではキャリアの全盛期を迎え、チームの中心選手として輝かしい実績を残しました。ここで彼は、リーガMX クラウスーラ2017、コパMX アペルトゥーラ2015、コパMX クラウスーラ2017、スーペルコパMX 2016といった国内タイトルに加え、北中米カリブ海のクラブ王者を決めるCONCACAFチャンピオンズリーグ2018の制覇にも大きく貢献しました。特に2017年は、クラブにとって国内二冠を達成する歴史的な年であり、アラニスはその重要な一員でした。

国内での確固たる実績を背景に、2018年には海外挑戦の機会を得ます。同年5月7日、スペインのトップリーグであるリーガ・エスパニョーラに所属するヘタフェCFへの移籍が発表されました。メキシコ代表クラスのセンターバックとして期待されましたが、残念ながらチームの構想にフィットせず、公式戦に出場することなく同年8月20日にはヘタフェとの契約を解除し、短期間での退団となりました。その後は再び国内リーグでキャリアを続けています。

メキシコ代表キャリア

オスワルド・アラニスは、若い頃からメキシコ代表に選出され、各世代別代表で国際経験を積んできました。U-20代表としては、CONCACAF U-20選手権2009や、ロンドンオリンピックの北中米カリブ海予選などに参加しました。

A代表には、ルイス・フェルナンド・テナ監督の下、2011年6月に開催されたコパ・アメリカ2011のメンバーとして初選出されました。しかし、この大会では出場機会を得ることはできませんでした。

コパ・アメリカ以降、しばらく代表の招集から遠ざかっていましたが、かつてエストゥディアンテス・テコスで指導を受けたミゲル・エレーラ氏がメキシコ代表の新監督に就任すると、約3年ぶりに代表メンバーに復帰することとなります。そして、復帰後の2014年9月に行われたチリ代表との国際親善試合で、ついに待望のメキシコA代表初出場（初キャップ）を果たしました。

獲得タイトル

サントス・ラグナ

リーガMX: クラウスーラ 2015
コパMX: アペルトゥーラ 2014

CDグアダラハラ

リーガMX: クラウスーラ 2017
コパMX: アペルトゥーラ 2015, クラウスーラ 2017
スーペルコパMX: 2016
CONCACAFチャンピオンズリーグ: 2018

外部リンク

オスワルド・アラニス Liga MX stats at Medio Tiempo.com
オスワルド・アラニス - Soccerwayによる個人成績

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※本記事は公開情報に基づき作成されており、最新の情報や所属クラブ、詳細なプレーデータについては変動する可能性があります。

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