オダレンゴ・グランデ

オダレンゴ・グランデ（Odalengo Grande）

オダレンゴ・グランデは、イタリア共和国北西部、ピエモンテ州に属するアレッサンドリア県内にある一つの基礎自治体、すなわちコムーネです。イタリアにおける「コムーネ」は、日本の市町村に相当する地方行政の単位であり、それぞれの地域における行政サービスや公共機能を担っています。オダレンゴ・グランデも、イタリア各地に存在する数多くのコムーネの一つとして、この地域の住民の生活を支えています。

このコムーネは、その規模において比較的小さいことが特徴です。現在の人口は約400人とされており、イタリア全土のコムーネの中でも特に小規模な部類に入ります。このような小さな共同体では、地域住民同士のつながりが密接であることが多く、伝統的な生活様式が色濃く残っている場合が少なくありません。約400人の人々が、このオダレンゴ・グランデの地に根ざして生活を営んでいます。

地理的には、オダレンゴ・グランデはピエモンテ州のアレッサンドリア県内に位置しています。ピエモンテ州はイタリアの北西部に広がり、アルプス山脈に近い山岳地帯や、ポー平野の一部を含む変化に富んだ地形を持っています。アレッサンドリア県はピエモンテ州の南東部に位置し、農業や歴史的な町並みが特徴的な地域です。オダレンゴ・グランデも、このアレッサンドリア県の一角を占めています。

オダレンゴ・グランデという一つのコムーネは、複数の集落や地区が集まって構成されています。これらの集落はイタリア語で「フラツィオーネ（frazione）」と呼ばれ、コムーネの中心地区から離れた場所に点在しているのが一般的です。オダレンゴ・グランデに含まれる主なフラツィオーネとしては、以下の名称が確認されています。

サント・アントニオ（Sant'Antonio）
チチェンゴ（Cicengo）
ヴァッレストゥーラ（Vallestura）
ポッツォ（Pozzo）
トッレ・サン・クイリコ（Torre San Quilico）
フロストロ（Frostolo）
* カザレッジョ（Casaleggio）

これらの7つのフラツィオーネが、行政的にはオダレンゴ・グランデという一つのコムーネに属しています。

また、オダレンゴ・グランデは、イタリア国内における地震リスク評価の対象地域の一つです。イタリアでは、国土全体が地震活動の活発さに基づいていくつかのリスク階級に分類されており、これは建築基準や防災計画の策定において重要な指標となります。オダレンゴ・グランデは、このイタリアの地震リスク階級において「4」に分類されています。この階級は、イタリアの地震リスク分類の中でも比較的リスクが高い地域であることを示しており、自治体および住民は地震に対する一定の備えが必要とされます。

総括すると、オダレンゴ・グランデは、イタリア共和国ピエモンテ州アレッサンドリア県にある、人口約400人の小規模な基礎自治体です。複数の分離集落（フラツィオーネ）から成り、イタリアの地震リスク分類では階級「4」に指定されています。イタリア各地に存在するこうした小さなコムーネは、それぞれの地域独自の文化や歴史を維持しながら、国の多様性を形作る重要な要素となっています。

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