オナイウ阿道

オナイウ 阿道（おないう あど）

オナイウ 阿道は、1995年11月8日生まれで、埼玉県児玉郡神川町の出身です。彼は現在、フランスのリーグ・アンに所属するAJオセールでフォワードとしてプレーしており、元日本代表選手でもあります。

経歴

プロ入り前

オナイウは、ナイジェリア人の父と日本人の母の間に生まれ、小学校2年生の時にサッカーを始めました。正智深谷高校に進学すると、2年時に全国高校サッカー選手権に出場し、3年時には全国高校総体に参加。この大会では星稜高校との準々決勝で2得点2アシストを挙げ、チームを3位に導き、自身も大会の優秀選手に選出されました。

ジェフユナイテッド千葉

2014年、オナイウはジェフユナイテッド千葉に入団しました。初年度はリーグ戦6試合に出場し、J2での初得点を記録します。翌年は出場機会が増え、33試合で3得点を挙げました。2016年にはリオ五輪への参加によりチームを離れましたが、出場した23試合で6得点を記録しました。

浦和レッズ

2017年には浦和レッズに移籍。初得点を天皇杯で記録するも、リーグ戦では出場機会は限られていました。

レノファ山口FC

2018年はレノファ山口FCに期限付き移籍し、センターフォワードとして活躍。開幕からスタメンで出場し、2月と3月には得点ランキングのトップタイとなる活躍を見せました。また、シーズン全体で22得点を挙げ、J2得点ランキングで2位に輝きました。

大分トリニータ

2019年には大分トリニータに再び期限付き移籍。戦術の理解に苦労しつつも、J1初ゴールを記録し、チームの得点王となりました。

横浜F・マリノス

2020年には横浜F・マリノスに完全移籍。初年度は出場機会が少なかったものの、翌年にはレギュラーに定着し、J1での初ハットトリックを達成し、得点ランキングでも上位に名を連ねました。

トゥールーズFC

2021年7月、フランスのトゥールーズFCへの移籍が決定し、シーズンではリーグ戦38試合で10得点を挙げ、同クラブの1部昇格に貢献しました。その後のシーズンでは出場機会が減少しましたが、重要な試合での活躍もありました。

AJオセール

2023年8月28日、AJオセールに完全移籍。加入早々は評価が低かったものの、徐々に調子を上げ、シーズン最終戦では2度目のハットトリックを達成。リーグ戦では最多となる15得点を挙げるなど、チームの優勝に貢献しました。

日本代表

オナイウは2014年にU-19日本代表に選ばれ、2016年にはリオ五輪への出場が見込まれていたが最終的には落選。しかし、バックアップメンバーとして名を連ねました。2019年には日本代表に初選出され、2021年にはA代表デビューを果たし、その後の試合でハットトリックを達成しました。

人物

オナイウの弟、情滋もサッカー選手です。高校時代には学業にも力を入れ、スポーツクラスではトップの成績を収めました。また、私生活では2018年に結婚し、2人の子どもをもうけています。

所属クラブ

• - 2002年 - 2007年: 神川パルフェ（神川町立青柳小学校）
• - 2008年 - 2010年: FCコルージャ（神川町立神川中学校）
• - 2011年 - 2013年: 正智深谷高校
• - 2014年 - 2016年: ジェフユナイテッド千葉
• - 2017年 - 2019年: 浦和レッズ
• - 2018年: レノファ山口FC（期限付き移籍）
• - 2019年: 大分トリニータ（期限付き移籍）
• - 2020年 - 2021年: 横浜F・マリノス
• - 2021年 - 2023年: トゥールーズFC
• - 2023年: AJオセール

タイトル

【クラブ】

• - 浦和レッズ: AFCチャンピオンズリーグ1回 (2017年)
• - トゥールーズ: リーグ・ドゥ1回 (2021-22)
• - AJオセール: リーグ・ドゥ1回 (2023-24)

【代表】

• - U-23日本代表: AFC U-23選手権1回 (2016年)

オナイウ阿道は、キャリアを通じて多くのクラブと日本代表で活躍し続けている、日本のサッカー界における重要な選手の一人です。

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