オバチャーン

オバチャーン：大阪発！平均年齢70.5歳のご当地アイドルグループ

2011年8月に結成、2012年にデビューした大阪府出身のご当地女性アイドルグループ「オバチャーン」。
自称平均年齢70.5歳という、他に類を見ないグループとして、日本中、そして世界にその名を轟かせています。
キャッチフレーズは「絡んでくるアイドル」。その名の通り、積極的にファンと交流し、時に大胆な行動で観客を魅了する、まさに唯一無二の存在です。

グループの中心人物は、大阪府富田林市出身の舟井栄子。
彼女はオバチャーンのセンターとして、グループをまとめ、安定したパフォーマンスで観客を惹きつけます。
結成当初は「オバハーン」という名前でしたが、後に「大人の事情」により現在の「オバチャーン」へと改名されました。

コンセプトと活動

「大阪のおばちゃんパワーで世界を元気にする」という、力強い理念を掲げ活動するオバチャーン。
彼女たちの活動は、単なるアイドル活動の枠には収まりません。
YouTubeで発表されたデビュー曲「オバチャーンのテーマ」は120万回以上の再生数を記録し、日本や海外のメディアで大きく取り上げられました。

2013年には第2弾シングル「オバレゲエ」を発表。
通天閣でレコ発イベントを開催しましたが、CDの売上枚数は関係者以外ではわずか6枚と苦戦を強いられました。
しかし、この出来事がかえって話題を呼び、オバチャーンの存在をより一層世に知らしめることとなります。

その後、トイズファクトリーより「オバチャーンのテーマ」がメジャー配信され、USENヒットチャートJ-POP部門で最高6位を記録するなど、着実に人気を獲得していきました。

メンバー数は状況に応じて1人から47人まで変動し、特に精鋭7人は「仏7」（AKB48の神7のもじり）と呼ばれ、メディアへの露出も集中していました。
初期メンバー47人のうち約30人が脱退した背景には、仏7への露出の偏りによる嫉妬などが影響していると言われています。

通天閣を活動拠点とし、不定期にライブを開催。
ラップ、レゲエ、スカ、EDMなど、多彩な音楽性を織り交ぜた楽曲と、大阪を舞台にしたミュージックビデオを発表し続けています。
ヒョウ柄などのアニマルモチーフを取り入れた派手な衣装を身につけ、元気いっぱいに歌い踊るステージングは、多くの人々の心を掴んでいます。

しかし、高齢アイドルならではの悩みも抱えています。
歌詞やダンスが覚えられず、CD発売が延期されることもありました。
また、メンバーの多くは足腰の痛みと戦いながらステージに立っており、その努力には頭が下がります。
ライブ以外にも「飴ちゃん配り」や「人生相談」など、ユニークなパフォーマンスを行い、CDには「握手券」ならぬ「人生相談券」が付属しています。

世界的な注目と活動の広がり

2014年には産経新聞で、大阪のみならず首都圏でも人気を博していると報道されるなど、その人気は日本全国に広がっていきました。
2019年のG20大阪サミット開催に合わせて発表された「OBA FUNK OSAKA」は、BBCを始めとする世界中のメディアで「日本の元気なおばあちゃんアイドル」として紹介され、大きな話題となりました。
シンガポールの首相も、「同じ高齢社会国家としてオバチャーンから学ぶことがある」とコメントしています。
このミュージックビデオには、大阪府立登美丘高等学校ダンス部OGが出演し、振付は同ダンス部コーチのakaneが担当するなど、話題性をさらに高める要素も盛り込まれています。

2023年には、コロナ禍の活動自粛期間中に始めたTikTokで、過去映像の切り抜き動画が400万回再生を記録。
ポジティブな歌詞と底抜けに明るいキャラクターが、若者世代からも支持を集めています。

メンバー紹介

オバチャーンには、個性豊かなメンバーが多数在籍しています。
「仏7」と呼ばれる7人は、それぞれ独自のスキルと魅力を持ち、グループを支えています。
また、「ネクストジェネレーションズ」と呼ばれる次世代メンバーも、グループの未来を担う存在として期待されています。

これまでの活動歴

オバチャーンは、これまでに数多くのイベントに出演し、CMやポスターにも起用されるなど、幅広く活躍してきました。
主な活動としては、音楽活動、メディア出演、CM出演など多岐に渡っています。

まとめ

オバチャーンは、年齢や困難に屈することなく、持ち前の明るさとパワーで人々を魅了し続ける、唯一無二のアイドルグループです。
彼女たちの活動は、高齢社会における新たな可能性を示唆しており、これからも多くの人々に夢と希望を与え続けることでしょう。

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