オバベン -京都ふたりの女弁護士-

『オバベン -京都ふたりの女弁護士-』

『オバベン -京都ふたりの女弁護士-』は、2013年から2016年にかけてTBS系で放送されたテレビドラマシリーズで、全2回の作品から成ります。主演を務めるのは女優の羽田美智子で、彼女が演じる富永優美子と、杉田かおるが演じる笠木一子の2人の弁護士が物語の中心となります。この作品は、京都を舞台にした法廷ドラマであり、主に二人の女性弁護士が様々な事件を解決する姿が描かれています。

登場人物

笠木法律事務所

この事務所は、笠木一子の家庭も兼ねており、二人の弁護士が生活や仕事を共にしています。

• - 富永優美子（演：羽田美智子、45歳）

京都に住む弁護士で、かつては大手法律事務所で活躍していました。しかし、何度かのトラブルに遭遇し、現在は独りで生活し、ペットの亀と共に暮らしています。性格は少し乱雑で運が悪いですが、鋭い観察力を持つ敏腕弁護士です。20年前、笠木一子とは司法研修の同期です。

• - 笠木一子（演：杉田かおる、45歳）

笠木法律事務所の所長を務める彼女は、町の人々のトラブルを積極的に解決しようと尽力しています。彼女は5年前に亡くなった刑事の夫と一人息子の駿と共に暮らしており、温かい人柄で周囲から厚く信頼されています。

• - 熊野マキ（演：青山倫子）

笠木法律事務所で働く事務員です。独身で、彼女の存在は事務所の運営に欠かせないサポート役です。

• - 笠木駿（演：林大暉／玉山詩）

一子の一人息子で、物語の中でもたびたび登場します。

京都府警鴨川西警察署

ここでは事件捜査のための重要なキャラクターも登場します。

• - 小金井研四朗（演：山田純大）

警部であり、一子の亡き夫の後輩でもあります。優美子と一子とは昔からの知り合いです。

• - 三浦博司（演：いわすとおる）

小金井の部下として、捜査をサポートします。

各エピソードについて

第1作「白装束の遺体がスーツケースの中に!?」

このエピソードでは、老舗の旅館の跡取り息子の殺人事件がメインテーマです。様々な人間関係が絡み合い、真相に迫る中で、信じられないトリックや目撃者の証言が重要な鍵となります。

第2作「名門ホテル役員の怪死！」

20年前の火事の秘密が絡む事件で、計算されたトリックが用意されており、観る者を引き込む展開が魅力的です。弁護士たちの奮闘が、セレブ社会の陰謀に挑む様子が描かれています。

制作情報

このドラマの脚本は瀧川晃代、監督は山下智彦が手がけています。また、音楽は遠藤浩二が担当し、京都女子大学の模擬法廷が法廷シーンのセットとして使用されました。

放送について

第2作は、当初は特定のスポーツイベント次第で放送が決まる予定でしたが、結果的に新たなエピソードが放送されることになりました。

『オバベン』は、観客に法律の世界を理解させながら、個性的なキャラクターたちの描写が生活のリアルさを加え、魅力的なドラマに仕上がっています。

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