オランジュリー美術館

オランジュリー美術館：印象派とポスト印象派の至宝を堪能できるパリの美術館

オランジュリー美術館は、フランス・パリのテュイルリー公園内、セーヌ川沿いに位置する美術館です。コンコルド広場の隣という、パリでも有数の観光地にあることから、アクセスの良さも魅力の一つです。

元々はテュイルリー宮殿のオレンジ温室として使われていた建物を、1927年にモネの代表作『睡蓮』の連作を収蔵するために美術館として改修されました。現在では、印象派、ポスト印象派の作品を中心に、数多くの名画が収蔵されています。

収蔵作品：巨匠たちの傑作がここに集結

美術館には、セザンヌ、モネ、ルノワール、ピカソ、マティス、モディリアーニ、シスレー、スーティンなど、19世紀から20世紀にかけて活躍した巨匠たちの作品が数多く展示されています。

特に有名な作品としては、モネの『睡蓮』の連作が挙げられます。この連作は、モネが晩年に制作した大作で、水面に映る睡蓮の繊細な表現が特徴です。他にも、セザンヌの『セザンヌ夫人の肖像』、ピカソの『水浴の女』、ルノワールの『風景の中の裸婦』、『ピアノを弾く少女たち』、『ピアノを弾くイボンヌとルロル』など、いずれも名高い作品が数多く鑑賞できます。

これらの作品は、それぞれの画家の個性を際立たせており、印象派、ポスト印象派の絵画史を紐解く上で非常に貴重なコレクションとなっています。

充実したコレクション：ジャン・ヴァルテル＆ポール・ギヨームコレクション

1965年からは、フランスに寄贈されたジャン・ヴァルテル＆ポール・ギヨームコレクションの保護にも力を入れています。このコレクションは、フランス近代絵画を代表する作品群で、美術館の所蔵品をさらに充実させるものとなっています。1998年には、このコレクションの中から油彩画を選抜した特別展が、日本の東京都渋谷区にある東急Bunkamuraで開催されたほど、その価値は高く評価されています。

美術館の歴史：改修を経て新たな魅力を放つ

1999年8月から2006年5月にかけて、大規模な改修工事が行われました。この改修工事によって、美術館は現代のニーズに対応した機能を備え、より快適な鑑賞環境が実現しました。リニューアルオープン後も、多くの来場者で賑わい、パリを代表する美術館としての地位を確固たるものとしています。

アクセス：パリの中心地に位置する好立地

オランジュリー美術館へのアクセスも容易です。パリメトロ1、8、12号線コンコルド駅下車すぐと、観光客にとって非常に便利な場所にあります。

まとめ：パリ観光の際にはぜひ訪れたい美術館

オランジュリー美術館は、印象派、ポスト印象派の絵画を堪能できる、パリを代表する美術館です。モネの『睡蓮』をはじめとする数々の名画を鑑賞し、素晴らしい芸術体験をしてみてはいかがでしょうか。パリを訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。

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