1968年9月5日、
フォーリーブスはCBS・ソニー
レコードからデビュー
シングル「オリビアの調べ/壁のむこうに」を発売しました。この
シングルは、当時の邦楽において注目される名曲となりました。特筆すべき点は、この
シングルがCBS・ソニー
レコードの邦楽第1号
シングルであったことです。
「オリビアの調べ」と「壁のむこうに」の2曲が収録された両A面
シングルとしてリリースされ、多くのリスナーから愛されました。特に「オリビアの調べ」は、映画『ロミオとジュリエット』の日本公開を前に、人気女優であるオリビア・ハッセーをイメージして作られたことから、彼女の存在が楽曲の魅力を一層引き立てました。
販売面でも成功を収め、この
シングルは累計21万枚の売上を記録。その結果、日本の音楽シーンにおけるヒット作として位置づけられました。今回のデビューにより、
フォーリーブスはさらに注目を集め、彼らの音楽キャリアのスタートを切ることとなりました。
収録曲の詳細
オリビアの調べ
- - 作詞: 北公次
- - 作曲: 鈴木邦彦
- - 編曲: 森岡賢一郎
- - 作品コード: 013-4254-1
この楽曲は、美しいメロディーと詩が特徴で、オリビア・ハッセーのイメージを表現しています。情感豊かな歌詞が、多くのリスナーの心をつかみました。
壁のむこうに
- - 作詞・作曲: Mehran Ahari, Graham Sasher
- - 日本語詞: 片桐和子
- - 編曲: 東海林修
- - 作品コード: 0W0-0247-1
「壁のむこうに」は、比喩的な表現を用いた歌詞が印象的な楽曲で、異なる視点からのメッセージが盛り込まれています。この曲も多くの人々に支持され、
フォーリーブスのスタイルを確立するのに寄与しました。
アルバムでの扱い
「オリビアの調べ/壁のむこうに」は、1969年
9月5日に発売されたアルバム『ヒット!ヒット!ヒット!
フォーリーブス・ゴールデン・ショー』にも収録されています。このアルバムは、
フォーリーブスの初期のヒットソングを集めたもので、彼らの音楽的成長を見る上で重要な作品です。また、1975年には『
フォーリーブス:1965 - 1975』の第1巻にも収録されるなど、長い間愛され続けています。
結論
「オリビアの調べ/壁のむこうに」は、
フォーリーブスの音楽的な旅の始まりを象徴する楽曲です。鮮やかなメロディーと心に響く歌詞で、多くのリスナーに影響を与え、彼らの名を広めるきっかけとなった大切な作品として記憶されています。