オリンパス・OM-D E-M1 Mark II

オリンパス・OM-D E-M1 Mark IIの詳細

オリンパスが2016年12月22日に投入したOM-D E-M1 Mark IIは、マイクロフォーサーズシステムに属するデジタルミラーレス一眼カメラで、特にその高性能で知られています。これはOM-Dシリーズのフラッグシップモデルであり、前モデルであるOM-D E-M1の後継機です。2017年にはカメラグランプリでの大賞および「あなたが選ぶベストカメラ賞」を受賞し、高い評価を得ました。

主な特徴

オリンパス・OM-D E-M1 Mark IIは、数々の改良を加えた結果、ミラーレスカメラの中でも際立った存在となっています。その一つは、有効画素数が2037万画素と高精細な画像を提供する能力です。また、手ぶれ補正機能が本体のみで5.5段、対象レンズとの併用で6.5段まで対応し、発売当時としては世界最高の性能を誇っています。これにより、動きの多いシーンや低光量下でも安定した撮影が可能です。

さらに、液晶モニターはバリアングル式となり、様々な角度からの撮影を容易にします。オートフォーカス(AF)の測距エリアが121点に増えたことで、被写体の追従性能も大幅に向上しました。特に、連続撮影速度は最大18コマ/秒（AF・AE追従）に達し、瞬間を逃さない撮影が可能です。

深度合成とハイレゾショット

OM-D E-M1 Mark IIは、クリエイティブな撮影を促進するため、深度合成撮影機能を搭載しています。この機能により、異なる焦点位置を持つ複数の画像を合成し、広い範囲でシャープな画像を得ることができます。また、ハイレゾショット機能も搭載されており、これは連続撮影した8枚の画像を合成することで、最大8000万画素相当の高解像度画像を作成することを可能にします。

動画撮影機能

OM-D E-M1 Mark IIは静止画だけでなく、4K動画の撮影も行えます。フレームレートは約30フレーム/秒で、滑らかで高画質な映像を記録することができます。このように、映像制作にも対応した機能性が、さまざまなユーザーのニーズに応えています。

ボディデザイン

ボディは基本的にブラックで、2019年のオリンパス創立100周年を記念して限定的にシルバーモデルも発表されました。こうしたデザインも、カメラファンにとって魅力の一つです。デュアルスロットのSDカードは、さらに撮影の可能性を広げます。

まとめ

OM-D E-M1 Mark IIは、その優れた性能と多様な機能により、プロフェッショナルからアマチュアまで多くのフォトグラファーに選ばれています。高画素数の静止画や美しい動画を優れた手ぶれ補正機能で実現し、クリエイティブな表現を支える理想的なツールです。

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