オリンピックのインドネシア選手団

オリンピックのインドネシア選手団：歴史と実績

インドネシアがオリンピックに初めて参加したのは、1952年のヘルシンキオリンピックです。しかし、その道のりは決して平坦ではありませんでした。1962年のアジア競技大会において、インドネシア政府がイスラエルと中華民国の参加を拒否したことが発端となり、翌1963年に国際オリンピック委員会（IOC）から一時的な資格停止処分を受けることとなりました。

資格停止処分は1964年6月に解除され、東京オリンピックへの参加が予定されていましたが、インドネシア選手団に新興国競技大会に関わる資格停止処分中の選手が含まれていたため、東京オリンピックへの参加を断念し、帰国せざるを得ない状況となりました。また、1980年のモスクワオリンピックでは、西側諸国と足並みを揃え、ボイコットによる不参加を選択しました。

冬季オリンピックに関しては、現在まで参加実績はありません。

メダル獲得の歴史

インドネシア選手団がこれまでに最も多くのメダルを獲得した夏季オリンピックは、2000年のシドニーオリンピックと2008年の北京オリンピックで、いずれも6個のメダルを獲得しています。また、競技別で見ると、バドミントンが圧倒的な強さを誇り、これまでに22個のメダルを獲得しています。

インドネシアにおけるバドミントンの人気は非常に高く、隣国のマレーシアと並び、国技と称されるほどです。オリンピックにおけるインドネシアのメダル獲得の多くをバドミントンが占めていることからも、その国民的な熱狂ぶりが伺えます。

夏季オリンピックメダル獲得数一覧

夏季オリンピック競技別メダル獲得数

インドネシア選手団の今後の活躍に期待するとともに、スポーツを通じた国際交流と平和への貢献を願います。

関連項目

日本とインドネシアの関係 （外務省HP）

外部リンク

インドネシアオリンピック委員会
オリンピックのインドネシア選手団 - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)
オリンピックのインドネシア選手団 - Olympedia（英語）

もう一度検索