オリンピックのセーリング競技

オリンピックのセーリング競技

オリンピックにおけるセーリング競技は、1900年のパリ大会で初めて実施されました。当初は1896年のアテネ大会で実施される予定でしたが、天候不良のために中止になったという経緯があります。1904年のセントルイス大会では実施されませんでしたが、それ以降の大会では毎回実施されています。

競技名の変遷

1996年のアトランタオリンピックまでは「ヨット」という名称で親しまれていましたが、2000年のシドニーオリンピックから現在の「セーリング」に名称が変更されました。

実施種目

セーリング競技は、使用する艇の種類によって細かく種目が分かれています。また、男女混合で競われる種目があるのも特徴です。以下に近年のオリンピックにおける実施種目について説明します。

2020年東京オリンピック

東京オリンピックでは、以下の10種目が実施されました。

ウィンドサーフィンRS-X級（男子／女子）
1人乗りレーザー級（男子）
レーザーラジアル級（女子）
フィン級（男子）
2人乗り470級（男子／女子）
49er級（男子）
49erFX級（女子）
フォイリングナクラ17級（男女混合）

2024年パリオリンピック

パリ大会では、種目の変更が行われます。レーザー級（男子）、レーザーラジアル級（女子）、49er級（男子）、49erFX級（女子）、ナクラ17級（男女混合）は引き続き実施されます。一方で、フィン級は廃止され、新たにカイトボーディング（フォイル、男女別）が加わります。また、RS:X級はフォイル付きのiQフォイルに変更、470級は男女別から男女混合の1種目となります。

その他の情報

セーリング競技は、風の強さや向き、波の状態など、自然環境に大きく左右されるため、選手の技術だけでなく、状況判断力や戦略も重要になります。また、セーリング競技は、オリンピック以外にも、国民体育大会や全日本セーリング選手権大会など、さまざまな大会が開催されています。

関連情報

オリンピックのセーリング競技・メダリスト一覧
国民体育大会セーリング競技
全日本セーリング選手権大会
ディンギー
* 日本オリンピック委員会 - セーリング

もう一度検索