オリンプ-2

オリンプ-2 (Стадион «Олимп-2»)

オリンプ-2は、ロシアのロストフ州ロストフ・ナ・ドヌにあるスタジアムです。主に、ロシア・プレミアリーグに所属するFCロストフがホームスタジアムとして利用しています。

歴史

1930年、農業機械メーカーであるロスツェリマシュの出資によって建設されました。そのため、建設当初は「ロスツェリマシュ」という名称で呼ばれていました。1957年から1970年までは、FC SKAロストフ・ナ・ドヌがホームスタジアムとして使用していました。1950年代には、32,000人を収容できる、当時としては国内で9番目に大きなスタジアムでした。

2002年末には、老朽化が進んでいた南スタンドが取り壊されました。新たなスタンドを建設する計画が立てられましたが、建設が開始されるまでには5年の歳月を要しました。当初は7,000席を設置する予定でしたが、後に3,500席へと変更されました。建設費用は5,690万ルーブルでした。2008年12月に南スタンドが完成し、現在に至ります。

2009/2010シーズンのロシア・カップ決勝では、モスクワ以外の都市で初めて決勝戦が開催されました。これはオリンプ-2にとって、非常に重要な出来事でした。

2015年8月28日には、このスタジアムを使用する両クラブ（FCロストフとFC SKAロストフ・ナ・ドヌ）で活躍したヴィクトル・パニジェーリニクの彫像が完成し、スタジアムの象徴の一つとなっています。

オリンプ-2は、その長い歴史の中で、数々の重要な試合やイベントを開催してきました。FCロストフのホームスタジアムとして、多くのファンに愛され、地域のサッカー文化を支える存在となっています。老朽化による改修などを経て、常に進化を続けているスタジアムです。

参考文献

[FCロストフ]]におけるスタジアムの歴史: [fc-rostov.ru
Олимп-2 (Ростов-на-Дону): allstadiums.ru

外部リンク

* FCロストフ公式サイト

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