オルギン

オルギンは、キューバ東部、オルギン州の州都として知られる都市であり、その人口は約34万6千人を数えます。肥沃な農業地帯に囲まれ、タバコ、サトウキビ、コーヒー、トウモロコシなどの農産物の集散地として発展してきました。これらの農産物を加工する産業や、製材、家具製造といった伝統的な工業も盛んです。また、市の北部にはニッケルの鉱山があり、年間約13万トンが産出され、ニペ港から輸出されています。市内には、キューバ最大の規模を誇るレーニン病院が立地しており、医療の中心地としての役割も担っています。

歴史


オルギンの歴史は、1545年にサン・イシドロ・デ・オルギンという名で創設された時に遡ります。この名称は、創設者であるスペイン軍人ガルシア・デ・オルギンに由来しています。オルギンは1868年に始まった第一次独立戦争（十年戦争）の中心地の一つとなり、その歴史を物語るコロニアル様式の建築物が今も町並みに残っています。1976年以前はオリエンテ州に属していましたが、行政区画の変更に伴い、現在はオルギン州の州都となっています。

交通


オルギンには、フランク・パイス空港があり、国内外へのアクセスを担っています。

出身人物


オルギンは、多くの著名人を輩出しています。文学界では、小説家・詩人のレイナルド・アレナスが、音楽界では歌手・作曲家のファウスティーノ・オラマスが活躍しました。スポーツ界からは、バレーボール選手のケニア・カルカセス、ボクサーのマリオ・キンデラン、野球選手のアロルディス・チャップマン、テコンドー選手のアンヘル・マトスなどが名を連ねています。これらの著名人は、オルギンの文化やスポーツの発展に大きく貢献しました。

姉妹都市


オルギンは、国際的な交流も盛んに行っており、カナダのエトビコ、アメリカ合衆国のサンタフェ、メキシコのサルティーヨと姉妹都市提携を結んでいます。

外部リンク



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