オン・ア・フル・ムーン…

『オン・ア・フル・ムーン…』（On A Full Moon…）は、アメリカのロックバンド、ボン・ジョヴィのキーボーディストとして知られるデヴィッド・ブライアンが1994年にリリースした、初のソロスタジオアルバムです。

このアルバムは、ボン・ジョヴィの音楽性とは大きく異なり、全編にわたってデヴィッド・ブライアンのピアノ演奏がフィーチャーされています。インストゥルメンタル作品が中心であり、彼の卓越したピアノの才能を存分に堪能できる内容となっています。

収録曲は以下の通りです。

1. アウェイクニング - Awakening
2. イッツ・ア・ロング・ロード - It's A Long Road
3. オン・ア・フル・ムーン - On A Full Moon
4. エイプリル - April
5. キッスド・バイ・アン・エンジェル - Kissed By An Angel
6. エンドレス・ホライゾン（ア・デディケイション・トゥ・ホロウィッツ）- Endless Horison（A Dedicated To Horowitz）
7. イン・ジーズ・アームズ - In These Arms
8. ララバイ・フォー・トゥー・ムーンズ - Lullaby For Two Moons
9. インターリュード - Interlude
10. ミッドナイト・ヴードゥー - Midnight Voodoo
11. ルーム・フル・オブ・ブルース - Room Full Of Blues
12. ヒアー・アワー・プレイヤー - Hear Our Prayer
13. サマー・オブ・ドリームス - Summer Of Dreams
14. アップ・ザ・リヴァー - Up The River
15. ネザーワールド・ワルツ - Netherworld Waltz

これらの楽曲は、デヴィッド・ブライアンの作曲家、そしてピアニストとしての多才さを示しています。美しいメロディー、洗練されたハーモニー、そして卓越した演奏技術が融合し、聴く者を魅了します。

アルバム全体を通して、穏やかで瞑想的な雰囲気から、情熱的でドラマティックな展開まで、様々な表情を見せてくれます。特に「エンドレス・ホライゾン（ア・デディケイション・トゥ・ホロウィッツ）」は、ウラディミール・ホロヴィッツに捧げられた楽曲であり、クラシック音楽への深い敬意が感じられます。

「ネザーワールド・ワルツ」は、アルバムの中で唯一バンド演奏による楽曲であり、他の楽曲とは異なるサウンドを楽しむことができます。しかし、全体的にはピアノを中心としたインストゥルメンタル作品集であり、デヴィッド・ブライアンの新たな一面を発見できるでしょう。

ボン・ジョヴィのファンはもちろん、ピアノ音楽やインストゥルメンタル音楽を愛するすべての人におすすめできるアルバムです。デヴィッド・ブライアンの音楽的才能が光る、珠玉の一枚と言えるでしょう。

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