オン・ユーシン

オン・ユーシン（Ong Yew Sin、王耀新、1995年1月30日 - ）は、マレーシアを代表する男子バドミントン選手です。彼は主に男子ダブルスでその才能を発揮しており、2歳年上のテオ・イーイ（Teo Ee Yi）とペアを組んで数々の実績を残しています。BWF（世界バドミントン連盟）の世界ランキングでは、最高で6位を記録しています。

オン・ユーシン/テオ・イーイ組は、2020年のタイ・マスターズで決勝に進出し、中国の黄凱祥/劉成ペアを破り、見事優勝を果たしました。この勝利は、彼らにとってBWFワールドツアーにおける初のタイトル獲得となり、その後の活躍への大きな弾みとなりました。

2021年のアジア選手権では、彼らの実力が改めて証明されました。準々決勝で世界ランキング1位の強豪、ファジャル・アルフィアン/ムハマド・リアン・アルディアント組を破るという快挙を達成。さらに、準決勝では第4シードの保木卓朗/小林優吾組をストレートで下し、決勝へと駒を進めました。決勝では、インドのサトウィクサイラジ・ランキレッディ/チラグ・シェッティ組と対戦。激戦の末、21-16, 17-21, 19-21という僅差で惜しくも敗れ、準優勝となりましたが、その実力とポテンシャルの高さを強く印象付けました。

私生活では、2025年3月27日に日本人バドミントン選手で元日本代表としてパリオリンピックにも出場した大堀彩と国際結婚したことを発表し、話題となりました。

オン・ユーシンは、その高い技術と優れた戦術眼で、これからも世界の舞台で活躍することが期待される、注目のバドミントン選手です。

もう一度検索