オ・ロサル

オ・ロサル（O Rosal）

オ・ロサルは、スペイン、ガリシア州、ポンテベドラ県に位置する自治体であり、コマルカ・ド・バイショ・ミーニョに属しています。2010年のスペイン国立統計局によると、人口は6,595人であり、ガリシア語を話す住民が96%以上を占めています。

地理

オ・ロサルはポンテベドラ県の南西部に位置し、ミーニョ川の河口に面しています。北はオイア、南はア・グアルダ、東はトミーニョと隣接し、ミーニョ川を挟んでポルトガルと国境を接しています。自治体の中心地区は、オ・ロサル教区のオ・カルバリオ地区です。

歴史

中世には、シトー修道会のサンタ・マリーア・デ・オイア修道院の所領でした。1847年にア・グアルダから分離して自治体オ・ロサルが創設され、1879年にはアルフォンソ12世からvila（町）の称号を授けられました。

経済

オ・ロサルの主要な経済活動は、農業、林業、牧畜業です。沿岸漁業も行われており、この地域で生産されるワインはD.O.リアス・バイシャスとして知られています。リアス・バイシャスは、スペインを代表する白ワインの産地であり、特にアルバリーニョ種を使用したワインが有名です。

政治

現在の自治体首長は、ガリシア国民党（PPdeG）のヘスス・マリーア・フェルナンデス・ポルテーラ氏です。2007年の自治体選挙の結果、ガリシア国民党が9議席、ガリシア社会党（PSdeG-PSOE）が3議席、ガリシア民族主義ブロック（BNG）が1議席を獲得しています。

史跡・名所

フォロン川とピコン川の水車群（Muíños do Folón e do Picón）：フォロン川とピコン川には、18世紀に建造された36基もの水車が連なっています。これらの水車は修復され、現在も稼働可能な状態にあります。水車群は、オ・ロサルの歴史と文化を象徴する貴重な遺産であり、観光客にも人気があります。

教区

オ・ロサルは以下の4つの教区に分かれています。

エラス（Eiras）
ノボア（Novás）
オ・ロサル（O Rosal）
サン・ミゲル・デ・エラス（San Miguel de Eiras）

太字は自治体の中心地区がある教区を示します。

参考文献・脚注

スペイン国立統計局

外部リンク

* オ・ロサル公式サイト

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