オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム

オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム

オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム（Oakland-Alameda County Coliseum）、通称オークランド・コロシアムは、アメリカ合衆国カリフォルニア州オークランドに位置する多目的スタジアムです。このスタジアムでは主にアメリカンフットボールと野球の試合が行われており、特にメジャーリーグベースボール（MLB）のオークランド・アスレチックスの本拠地として知られています。また、隣接するオラクル・アリーナでは様々なスポーツイベントやコンサートが開催されます。

歴史

このスタジアムの建設は、1962年に開始され、主にオークランド・レイダースの新しい本拠地とMLBチーム誘致の目的で行われました。1966年には完成し、初めてオークランド・レイダースの試合が開催され、1968年からはオークランド・アスレチックスによる野球の試合も行われるようになりました。1982年にはレイダースがロサンゼルスに移転し、しばらくの間は主に野球専用のスタジアムとして利用されましたが、1995年にレイダースが戻ることにより、再びアメリカンフットボールとの併用使用が始まりました。

スタジアムの名称の変遷

オークランド・コロシアムはオープン以来、いくつかの名称変更を経験しています。1998年にはネットワークアソシエイツが命名権を取得し、続いてオーバーストック・ドットコム社にもこの権利が移りました。しかし、企業側の都合で再々名前が変わり続けた結果、2020年には元の名称に戻され、さらに特定のフィールドには「リッキー・ヘンダーソン・フィールド」と名付けられました。

フィールドの特徴

このスタジアムは、MLBの球場の中でファウルグラウンドが非常に広いことで知られており、そのためファウルフライが観客席に達しないことが多く、プレー結果にも影響が出ています。また、2010年には本塁打が出にくい球場としても知られ、その年の本塁打パークファクターは30球場中28位という結果でした。このため投手にとっては有利な条件となります。

主な出来事

オークランド・コロシアムでの重要な出来事のいくつかを挙げると、1968年にはMLB公式戦が初めて開催され、1971年にはカレッジフットボールのオールスターゲームが行われました。さらにオークランド・アスレチックスの選手が達成した完全試合や、ワールドシリーズの開催もこのスタジアムの歴史に刻まれています。特にアスレチックスは2002年に20連勝の新記録を達成し、話題になりました。また、最近の2019年にはリングセントラル社との命名権契約に関するトラブルもニュースとなりました。

このようにオークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアムは、歴史的かつ文化的な意義を持つスタジアムであり、今後も様々なイベントが開催されることでしょう。

もう一度検索