オーシャンカップ競走

オーシャンカップ競走(OCEAN CUP)とは



オーシャンカップ競走は、ボートレース最高峰のSG競走の一つで、通称「オーシャン」「OC」とも呼ばれています。海の日の制定を記念して創設されたこの競走は、その名の通り、海を想起させる夏の時期に開催されるのが特徴です。

概要



創設当初は海の日(7月20日)を中心に開催されていましたが、ハッピーマンデー制度導入に伴い、2002年から2009年までは7月最終週に開催時期が変更されました。その後、2010年から2021年までは海の日が最終日となるように調整されていましたが、2022年以降は海の日の翌日が開幕日となるように変更。2024年からは再び7月最終週開催となっています。開催時期の変遷は、海の日の祝日としての歴史と深く結びついています。

出場資格



オーシャンカップに出場できるのは、以下の条件を満たす選手です。

優先出場



前年度優勝者
前年のグランプリファイナル出場者(6名)
直前のSG競走・グランドチャンピオン優勝者
前年5月1日から当年4月30日までのプレミアムGI・GIおよびGII競走の優勝戦における着順点上位者

着順点:1着10点、2着9点、3着6点、4着5点、5着4点、6着3点、スタート事故-10点、妨害失格-7点、選手責任失格-5点、選手責任外失格0点
GI,GII競走1節6日間出場1点
優勝戦得点が並んだ場合はプレミアムGI、GI、GIIにおける着順点上位順に選出
プレミアムGI、GI、GII優勝戦進出0回の場合は選出順位に入らない
A1級でなくても出場可能

選出除外



選考期間内のプレミアムGI、GI、GII優勝戦進出0回の選手。
選考期間(前年5月1日から当年4月30日まで)内の出走回数が160走未満の選手。(優先出場選手を除く)
以下の条件に該当する場合は、出場が決まっていても取消対象となります。
前々回(2年前)のオーシャンカップから開催年のグランドチャンピオンのSG優勝戦で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手。
前回(前年)のオーシャンカップからグランドチャンピオンのSG準優勝戦で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手。
前年のグランプリ(トライアル1st・2nd・順位決定戦)で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手。
選考期間からオーシャンカップ前検日までに褒賞懲戒規程による出場停止処分を受けた選手(一部を除く)。
負傷、病気等により出場辞退を申し出た選手。

賞金



オーシャンカップの優勝賞金は、時代とともに変遷してきました。

2024年:3600万円
2023年:3400万円
2019年2022年:3300万円
2017年2018年:2700万円
2011年~2016年:2500万円
2010年以前:4000万円

エピソード



オーシャンカップの歴史には、数々の興味深いエピソードがあります。

1996年:第1回大会が住之江[[競艇場]]で開催。海の日の制定を記念して創設されました。
1998年:第3回大会は、ナホトカ号重油流出事故復興支援競走として三国[[競艇場]]で開催されました。
2003年:第8回大会で、本大会初のナイター競走が実施されました。
2010年:第15回大会から、選出基準にGII競走が加わりました。
2012年:第17回大会は、ロンドンオリンピック・パラリンピック日本選手団への応援支援特別記念競走として開催されました。
2019年:第24回大会から、優勝者にボートレースバトルチャンピオントーナメントへの優先出場権が付与されるようになりました。
2020年:第25回記念大会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客で開催されました。
2021年:第26回大会は、入場制限付きで2年ぶりに有観客開催となりました。
2022年:新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一部日程で入場制限が実施されました。

歴代優勝者



歴代優勝者は、ボートレースオフィシャルWEBのオーシャンカップ一覧で確認できます。

開催予定



* 第30回大会:2025年7月22日~27日、ボートレース徳山

まとめ



オーシャンカップは、海の日に由来する歴史と、ボートレース界のトップレーサーが集結する熱い戦いが魅力のSG競走です。今後も、その歴史と伝統を受け継ぎながら、新たなドラマが生まれていくことでしょう。

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