オーダーメイド〜幸せ色の紳士服店〜

『オーダーメイド〜幸せ色の紳士服店〜』は、2004年11月29日から12月27日までNHK総合テレビの『月曜ドラマシリーズ』枠で全5話が放送されたテレビドラマです。高梨みどりの漫画『Order-Made』を原作とし、主人公がオーダーメイドのテーラーとして成長していく物語を描いています。

あらすじ

幼い頃からテーラーになることを夢見ていた楠花梨は、家業である「テーラー楠」を継ぐことを決意します。しかし、父・広は、男性社会である仕立て業で娘が苦労することを案じ、猛反対します。それでも花梨は、父の背中を見て育ち、テーラーになる夢を諦めることができませんでした。また、弟の事故死に責任を感じていたことも、店を継ぎたい理由の一つでした。

花梨は、父や職場の仲間、ライバル、そして様々なお客様との出会いを通して、テーラーとしての腕を磨き、人間としても成長していきます。

主な登場人物

楠 花梨（くすのき かりん）
テーラー見習い。父の働く姿を見てテーラーを目指す。父に認められるよう努力する。
楠 広（くすのき ひろし）
「テーラー楠」の創業者。腕利きのテーラーだが、頑固な一面も持つ。花梨が店を継ぐことに反対する。
楠 由子（くすのき ゆうこ）
花の母親。明るい性格で、夫を支える良き妻。
茂田 満（しげた みつる）
「テーラー楠」の職人。花梨を応援する。
楠木 隼人（くすのき はやと）
花梨の初めての客。怪我で野球選手を引退し、営業の仕事に就くためスーツを仕立てにやってくる。
錦 清晴（にしき きよはる）
広の元同僚。「錦糸館」の3代目。花梨をライバルとして認める。
五井 重彦（いつい しげひこ）
五井財閥の会長。広の腕を高く評価している。

ドラマの特徴

愛知県が舞台
円頓寺商店街や博物館明治村など、名古屋市内や近郊でロケが行われ、街の風景がドラマを彩っています。
家族の絆
テーラーの仕事を通して、家族の絆やそれぞれの想いが描かれています。
夢を追うことの素晴らしさ
主人公が困難を乗り越え、夢を実現していく姿が、視聴者に勇気を与えます。

『オーダーメイド〜幸せ色の紳士服店〜』は、オーダーメイドのスーツのように、温かく、そして丁寧に作られたドラマです。ぜひ一度、ご覧になってみてください。

スタッフ

原作：高梨みどり「Order-Made」
脚本：戸田山雅司
演出：西谷真一、吉永証、藤井靖
プロデュース：銭谷雅義
音楽：千住明
テーマ曲：矢井田瞳「ビルを見下ろす屋上で」

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