オードリー (お笑いコンビ)

オードリー

オードリーは、ケイダッシュステージに所属する日本のお笑いコンビで、2000年4月に結成されました。メンバーは、ツッコミ担当の若林正恭（1978年9月20日生まれ）とボケ担当の春日俊彰（1979年2月9日生まれ）の二人です。彼らは大学時代にアメリカンフットボール部での経験を活かしつつ、漫才のスタイルを確立させました。

コンビの成り立ち

若林と春日は日本大学の中学・高校で同級生でした。彼らの友情は中学校2年生のときから始まり、共にアメリカンフットボール部に所属。若林は春日の姿を見て「春日がいい」と思い、コンビを結成することを決めました。2000年には「ナイスミドル」というコンビ名でデビューしましたが、2005年には現名称の「オードリー」に改名しました。名称はオードリー・ヘプバーンから名付けられ、事務所社長の松田英夫による提案でした。

漫才スタイル

オードリーの芸風は「ズレ漫才」と呼ばれるスタイルです。そのスタイルは、若林が話を進めるのに対し、春日が意味不明なツッコミや間の悪い発言をすることで進行が妨げられるというものです。若林は春日の発言に逆ツッコミを入れることで、ユーモラスなやり取りが生まれます。この独特のやりとりによって、観客からの笑いを引きつけています。

売れ始めたきっかけ

オードリーの大きな転機は、2008年の『M-1グランプリ2008』に出場し準優勝したことでした。彼らは敗者復活戦から決勝へ進出し、その才能が多くの視聴者に認められるようになりました。特に、春日が演じるボケや独特のセンスは、審査員からも高評価を受けました。後に、彼らは視聴者からも非常に人気を集め、新春お笑い大賞でも評価を得ました。さらに、春日が発表した「トゥース！」という決めゼリフが新語・流行語大賞にノミネートされるなど、その知名度は爆発的に上昇しました。

現在の活動

オードリーは、テレビやラジオを中心に数多くのレギュラー番組を持っています。『オードリーのオールナイトニッポン』は特に人気の番組であり、10年以上の長寿番組となっています。2024年には東京ドームでの15周年記念イベントを開催し、多くのファンが集まりました。また、最近ではオードリーの冠特番も増え、テレビでの存在感をますます強めています。

代表的なエピソードと影響

彼らの漫才におけるスタイルや決めゼリフは、観客に強い印象を与えています。特に、春日の「トゥース！」や、漫才中の独自のテンポ感は多くの芸人に影響を与えています。また、ブレイク時の椅子破壊事件など、視聴者の記憶に残るエピソードも多く、オードリーの魅力を高めています。春日の「壊れない椅子」の企画では、オードリー自身も反省し、後々の特番でも再度話題となるなど、未だにその影響を色濃く残しています。

オードリーは、今後もお笑い界で中心的な存在であり続けるでしょう。

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