オーラヴル・アルナルズ

オーラヴル・アルナルズ：アイスランドが生んだ現代音楽の旗手

オーラヴル・アルナルズ（Ólafur Arnalds）は、1986年11月3日アイスランドのモスフェットルスバイルで生まれた、ポスト・クラシカル音楽の作曲家、演奏家です。彼の音楽は、繊細なメロディーと豊かな感情表現で、世界中の音楽ファンを魅了しています。

ハードコアからポスト・クラシカルへ

アルナルズは、そのキャリアの初期に、ハードコアバンドやメタルバンドでドラマーとして活動していました。ファイティング・シットやセレスティンといったバンドでの活動を経て、音楽的な視野を広げていきます。また、友人のソロプロジェクト、マイ・サマー・アズ・ア・サルヴェーション・ソルジャーにも、バンジョー、ギター、ピアノで参加。2004年には、ドイツのメタルバンド、ヘヴン・シャル・バーンの楽曲制作にも関わっています。

ソロキャリアの確立

2007年10月、アルナルズは初のソロアルバム「Eulogy for Evolution」を発表し、ポスト・クラシカルの作曲家としての地位を確立します。2008年にはEP「Variations of Static」をリリースし、同年にはアイスランドの国民的バンド、シガー・ロスとのライブツアーに参加。ロンドンのバービカン・ホールでの公演を成功させました。2009年4月には、7日間連続で楽曲を発表するプロジェクトを敢行。これらの楽曲は「Found Songs」としてまとめられ、CD化もされています。また、舞踏家ウェイン・マクレガーに楽曲を提供し、その曲集は「Dyad 1909」として発表されました。2010年には、セカンドアルバム「...and they have escaped the weight of darkness」をリリースしています。

多彩なコラボレーション

アルナルズは、様々なアーティストとのコラボレーションも積極的に行っています。ピアニストのアリス＝紗良・オットとの「The Chopin Project」は、ショパンの楽曲を新たな解釈で表現し、高い評価を得ました。

ディスコグラフィー

2007年 - Eulogy for Evolution
2008年 - Variations of Static (EP)
2009年 - Found Songs (EP)
2009年 - Dyad 1909 (EP)
2010年 - ...And They Have Escaped the Weight of Darkness
2012年 - Stare (EP) with Nils Frahm
2013年 - For Now I Am Winter
2015年 - The Chopin Project with アリス＝紗良・オット
2020年 - Some kind of peace

外部リンク

オーラヴル・アルナルズ ユニバーサル ミュージック ジャパン公式サイト
Ólafur Arnalds - 公式サイト
Ólafur Arnalds - Myspace

オーラヴル・アルナルズは、ジャンルを超えた音楽性で、聴く人の心に深く響く音楽を創造し続けています。彼の今後の活躍から目が離せません。

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