オールスター番組対抗ボウリング大会

オールスター番組対抗ボウリング大会

『オールスター番組対抗ボウリング大会』は、1979年秋から1987年春までテレビ朝日系列の『新・水曜スペシャル』内で定期的に放送された特別なスポーツバラエティ番組です。この番組は、春と秋の改編期間中にその年の新番組や人気番組の出演者が集まり、ボウリングを通じて競い合う形式で制作されました。

番組の構成

3つのブロックに分かれたチームがボウリングで競い、参加者は意気込みを語り合い、競技の合間にはインタビューやエンターテインメント要素も盛り込まれました。この番組の放送設定は、それまでの春秋改編期特番のスタイルを変え、「ボウリング」に特化させることによって多くの視聴者の関心を集め、1987年春までの放送においても人気を保ちました。

放送日・放送時間

この番組は、春の放送日は3月の最終水曜日、秋は9月の最後の水曜日に設定され、基本的に午後7時から8時51分までの約90分間放送されました。特に春の放送日は、系列局の連携によって視聴者に強い印象を与えることができました。

元々のタイトル

放送開始当初は『輝けスポーツ大賞!'XXオールスター番組対抗ボウリング大会』というタイトルでしたが、その後、タイトルは変更されていきました。最終的には『輝け!'XXオールスター春の番組対抗ボウリング選手権!!』が使われました。これにより、視聴者の記憶に残る番組名となりました。

競技のルール

各ブロックに分かれた参加チームは、全12チームまたは10チームで競い合い、各フレームごとに得点を争います。選手たちはフレームの進行に合わせ、連続してプレイを行い、最終的に最高得点を獲得したチームが「決勝戦」へ進出します。優勝チームには100万円、準優勝には50万円の賞金が用意され、個々のプレイに応じて様々な賞金も受け取れる仕組みになっています。

特徴的な演出

ブロック戦の合間に行われるアトラクションゲームや敗者復活戦が特徴で、視聴者を飽きさせない工夫が随所に見られます。特に、敗者復活戦では緊迫感あふれるサドンデス形式が採用され、視聴者の興味を引きつけました。

生出演者の多様性

多くの著名なタレントやプロボウラーが参加し、時にはアニメの声優陣も加わりました。アニメチームの参加は特に注目で、藤子アニメのキャラクターたちが着ぐるみを着用し、番組内でのパフォーマンスを披露しました。このように、エンターテインメント性が高く、多彩な出演者たちによる交流も視聴者の楽しみとなりました。

収録場所

番組の収録は、東京都内のボウリング場を使用して行われ、これにより観客が応援できる環境も整えられていました。特に品川プリンスホテル内のボウリング場は、番組の初期から利用され、その後のスタジオの移転が行われました。

放送の影響

『オールスター番組対抗ボウリング大会』は、出演タレントの交流やボウリング熱を再燃させ、長寿番組として多くの視聴者に親しまれました。この番組の影響力は、テレビ業界に新たなスタイルのバラエティ番組制作の道を開き、同様の形式の番組が増えるきっかけにもなりました。

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