オー・ラブ

グリーン・デイ「オー・ラブ」

「オー・ラブ」(Oh Love) は、アメリカのロックバンド、グリーン・デイが2012年に発表した楽曲です。アルバム『ウノ!』の12曲目に収録され、アルバムからの最初のシングルとしてリリースされました。手に取りやすい価格設定として、ワンコインの500円で発売されたことも話題となりました。

概要

この楽曲は、「ウノ！」「ドス！」「トレ！」という三部作アルバムからの先行シングルとして発表されました。シングルのEPは、「キル・ザ・ディージェイ(Kill the DJ)」のシングル発売と同日の2012年8月14日にリリースされています。レコーディングは2012年2月14日から6月26日にかけてジングルタウン・スタジオで行われましたが、実は2011年にバンドが開催したシークレットショーでも既に演奏されていました。

批評家からの反応は賛否両論あり、音楽スタイルや曲調は評価されたものの、「平凡である」という意見もありました。しかし、デビューと同時に世界各国のチャートにランクインし、特にアメリカのロックソングチャートでは初登場1位を獲得。これはバンドにとって初の快挙であり、史上3組目の記録となりました。また、この楽曲は、現在までバンドにとって最後のBillboard Hot 100へのチャートインシングルとなっています。

アルバム「ゴッズ・フェイバリット・バンド」には、この3部作の中から唯一この曲が収録されています。

ジャケット画像

2012年7月10日、公式ウェブサイトで楽曲のリリースに関するプレスリリースと共に、ジャケットのアートワークが公開されました。アルバムのスタイルを踏襲したデザインで、右側には信号機、その上にはハート、そして下には2つの十字架が描かれています。「Green Day」と「Oh Love」の文字は、それぞれ左上と左下に大文字で配置。「Green Day」は淡い黄色、「Oh Love」は青い背景に白で書かれており、明暗と鮮やかな色彩のコントラスト、そして隅の黒色が印象的です。

また、EPのリリースも発表され、そのアートワークも公開されました。楽曲のものと似ていますが、色使いや画像がわずかに異なっています。EPのジャケットでは、右側に交通信号柱が描かれ、上部にはハートの代わりに十字架、その下にはハート型の爆弾とキスをするカップルが描かれています。これは、それぞれ『アメリカン・イディオット』と『21世紀のブレイクダウン』のアートワークで、下部に2つの十字架が描かれているのとは対照的です。青色の「Green Day」と白色の「Oh Love」は、それぞれ左上部と左下部に大文字で配置され、背景には赤のストライプ模様、角は黒くなっています。

ミュージックビデオ

ミュージックビデオの監督は、「アメリカン・イディオット」のビデオも手掛けたサミュエル・ベイヤーが担当しました。ビリー・ジョー・アームストロングはMTVでこのMVについて「とても官能的だ」とコメントしています。ビデオの内容は、ロックスターの人生のステレオタイプを描いたものです。

収録曲

(詳細な収録曲リストは省略)

その他

2012年8月17日には、日本のテレビ番組「ミュージックステーション」でこの曲を演奏しました。

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