カッパーベルト大学は、
ザンビアに位置する公立の高等教育機関です。「CBU」と略称されます。
1987年12月1日、
ザンビア国会の議決に基づく法律第19号によって設立が決定されました。主たるキャンパスは、同国カッパーベルト州の中心都市であるキトウェに置かれています。
この大学の起源は、
ザンビア国内最古の国立大学である
ザンビア大学の一部に遡ります。設立当初は、現在の建築環境
学部に相当する環境
学部と商
学部の二つの
学部で構成されていました。しかし、その後組織は拡充され、2010年7月時点では、計5つの
学部と生涯教育を管轄する部署によって運営されています。
現在の組織は以下の通りです。
工学部: かつて存在した
ザンビア工科大学が前身となっています。
数学・自然科学部: 数学や自然科学分野の研究・教育を担っています。
天然資源学部: 主に
林業関連分野の研究・教育を行っており、前身は林学木材科
学部でした。
商学部: 大学設立当初から存在する
学部の一つです。現在、大学内で唯一修士課程が設置されている
学部です。
建築環境学部: こちらも設立当初から存在する
学部で、以前は環境
学部という名称でした。
生涯教育センター (Centre for Lifelong Education, CLLE): 生涯にわたる学習機会を提供する部署です。
学生数は、
学部課程を中心に約4,200名、そのうち約120名が修士課程に在籍しています。教職員は約200名を数え、全体では約600名のスタッフが大学運営に携わっています。上述の通り、修士課程は現時点では商
学部にのみ設置されています。
このように、カッパーベルト大学は
ザンビアにおける重要な教育研究機関として、設立以来発展を続けています。