カテリナ・シニャコバ

カテリナ・シニャコバ(Kateřina Siniaková)は、1996年5月10日生まれ、チェコ共和国フラデツ・クラーロヴェー出身の女子プロテニス選手です。右利きで、バックハンドは両手打ち。身長174cm、体重69kgと、テニス選手としては平均的な体格です。

彼女のキャリアは、5歳でテニスを始めたことからスタートしました。ジュニア時代には、2013年全豪オープンジュニア女子シングルスで準優勝、全仏オープン、ウィンブルドン、全米オープンジュニア女子ダブルスでは、同じチェコのバルボラ・クレシコバとペアを組み優勝を飾るなど、早くからその才能を発揮していました。

グランドスラムでの初出場は、2014年全豪オープン。予選を勝ち上がって本戦入りを果たしましたが、1回戦でザリナ・ディアスに敗れました。しかし、同年9月のタシケント大会では、アレクサンドラ・クルニッチとのダブルスで優勝し、初のWTAタイトルを獲得しました。

2016年は、ウィンブルドンで3回戦に進出、ボースタードと東京の2大会では準優勝と、シングルスでの活躍が目立ちました。さらに、ダブルスではバルボラ・クレシコバとのペアで、全仏オープンでベスト4、全米オープンでベスト8と、トップレベルでの戦いでも結果を残しました。この年、シングルス、ダブルスともにトップ50入りを果たし、飛躍の年となりました。

2017年の開幕戦、深圳オープンでは、2回戦でシモナ・ハレプ、準決勝でジョアンナ・コンタと、当時トップ10の選手を2人破り、ノーシードから決勝に進出。決勝ではアリソン・リスクを破り、ツアー初優勝を果たしました。この活躍により、同年4月3日付のランキングで36位と、自己最高位を記録しました。

同年、全米オープンでは、ルーシー・ハラデツカとのダブルスで決勝に進出しましたが、詹詠然マルチナ・ヒンギス組に敗れ、準優勝となりました。

シニャコバは、シングルスで10回の決勝進出(5勝5敗)、ダブルスで46回の決勝進出(28勝18敗)を記録しています。

彼女のグランドスラムでの成績は以下の通りです。

4大大会シングルス成績

大会 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 通算最高
--- --
全豪オープン 1R 1R 1R 1R 1R 2R 1R 2R 2R 1R 2R
全仏オープン Q1 1R 1R 1R 1R 2R 1R 1R 1R 1R 2R
ウィンブルドン Q1 1R 3R 1R 1R 1R NH 2R 1R 1R 3R
全米オープン 1R 1R 1R 2R 1R 1R 1R 2R 1R 1R 2R

4大大会ダブルス成績

大会 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 通算最高
--- ----
全豪オープン 1R 1R 2R 1R 1R SF 1R 1R 1R 3R SF
全仏オープン 1R 1R SF 2R W 1R 1R 2R W 2R W
ウィンブルドン 1R 1R 3R 1R W QF NH W 1R 1R W
全米オープン 1R 1R QF F SF 1R 1R SF QF 3R F

凡例: W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

カテリナ・シニャコバは、シングルス、ダブルスともに高いレベルで活躍し、チェコを代表するテニス選手の一人として、今後ますますの活躍が期待されています。

外部リンク

カテリナ・シニャコバ - WTAツアーのプロフィール (英語)
カテリナ・シニャコバ - ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール (英語)
カテリナ・シニャコバ - 国際テニス連盟
公式サイト

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。