カトリック川棚教会

カトリック川棚教会は、長崎県東彼杵郡川棚町に位置するカトリックの教会です。敷地内には、純心聖母会が運営する川棚純心こども園が併設されており、地域に密着した信仰と教育の拠点となっています。

守護者：聖ルドビコ茨木

教会の守護聖人は、日本二十六聖人の一人である聖ルドビコ茨木です。教会入口には彼の石膏像が建立されており、訪れる人々を迎えます。ちなみに、川棚純心こども園は、かつて「茨木幼稚園」という名称でした。これは、聖ルドビコ茨木にちなんで名付けられたものです。

沿革

カトリック川棚教会の歴史は、川棚地区における宣教の必要性から始まりました。当初、教区は旧海軍水交社の土地と建物を購入し、宣教活動の拠点としました。

1950年: オーストラリア人宣教師であるF・フリン師が、教会、幼稚園、保育所の事業を開始しました。この時から、川棚教会は地域社会に貢献する存在としての歩みを始めました。
1952年: スカボロ外国宣教会に移管されました。これにより、国際的な支援を受けながら、教会の活動はさらに発展しました。
1966年: 現在の聖堂が建立され、同年8月10日には山口大司教によって祝別されました。新しい聖堂は、地域の人々の信仰の中心として、重要な役割を担うことになります。
1970年: 教区に移管され、ラウレンシオ深堀栄市神父が主任司祭に就任しました。これにより、教会は地域に根ざした運営体制へと移行しました。
1981年9月: ガブリエル西田忠神父が主任司祭に就任しました。（2001年3月に引退）
2004年: 早岐小教区の巡回教会となり、現在に至ります。巡回教会となることで、より広範囲な地域への宣教活動が可能となりました。

カトリック川棚教会は、聖ルドビコ茨木の精神を受け継ぎ、地域社会への奉仕と信仰の深化を続けています。併設された川棚純心こども園と共に、地域の人々の心の拠り所として、これからもその役割を果たしていくことでしょう。

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