カトリック褥崎教会

カトリック褥崎教会

カトリック褥崎教会は、長崎県佐世保市鹿町町にあるカトリック教会です。教会名は難読のため、「しとね」という通称も用いられています。この名称は、かつて教会敷地内に存在した「しとね保育所」に由来すると考えられます。

歴史

教会の起源は、島原の乱に敗れた信徒たちが五島へ逃れ、さらにキリシタン弾圧を逃れてこの地に住み着いたことに遡ります。彼らは浜辺に民家風の聖堂を建て、ひっそりとミサを行っていました。

1967年8月10日、神崎小教区から分離独立し、小教区として設立されるとともに、高台に現在の聖堂が建立されました。同年10月18日には、山口大司教によって祝別が行われました。

2009年には、聖堂入口と鐘楼が倒壊の危機に瀕したため、改修工事が実施されました。改修後、鐘楼は以前よりも太くなりましたが、聖堂本体は建設当時の姿を保っています。聖堂内には、建設当時から豪華なステンドグラスが飾られています。

アヤタケ踊り

褥崎教会には、先祖が長い迫害の時代から解放され、信仰の自由を手にした喜びを祝い、故郷五島と祖先の信仰を偲んで始めたとされるアヤタケ踊りが伝わっています。この踊りは、現在も祝日などに披露されています。

現在

カトリック褥崎教会は、静かな海岸線に佇む美しい教会です。その歴史と信仰を守りながら、地域の人々の心の拠り所となっています。

外部リンク

静かな海岸線を通って、褥崎聖ペトロ教会へ - 長崎県文化振興・世界遺産課

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