カナリア (お笑いコンビ)

カナリアの概要

カナリアは、かつて吉本興業に所属していたお笑いコンビで、2003年9月に結成され、2018年3月に解散しました。彼らは『M-1グランプリ2010』でファイナリストとして名を馳せ、その活躍は多くのファンに記憶されています。

メンバー紹介

カナリアのメンバーは、ボン 溝黒（ボン みぞくろ）と安達 健太郎（あだち けんたろう）の二人です。ボンはツッコミ担当で左側に立ち、安達はボケ担当で右側に立つスタイルです。二人とも1979年生まれで、年齢は45歳です。

結成の背景

彼らは大阪NSC21期生として1998年にそれぞれコンビを組んでいましたが、2003年に活動する中で相次いで解散。その後、安達の声かけにより再結成し、カナリアとして東京に拠点を移しました。上京の理由として、千原ジュニアの「お笑いをするなら大阪より東京で」という一言を聞いたことがあがっています。

コンビ名は、最初に「カナリア」を候補として出し、その後「ヘルメットキッチン」や「ドラキュラーズ」という別案も考えられましたが、最終的にボンが後藤輝基の意見を聞き、「カナリア」に決まりました。

漫才スタイル

カナリアの漫才は、安達が主にボケを担当し、ボンがツッコミを入れる形ですが、安達は「ボケ・ツッコミ担当で、溝黒はユニーク担当」と表現しています。特徴的なネタには、「もうええわ」と言いながら締めるボケがあり、ボンが締めるネタも存在します。

活動と受賞歴

彼らは2003年から『M-1グランプリ』に出場し、2004年の初めての挑戦で準決勝へ進出しました。しかし、以降の6年間は連続で準決勝敗退となりました。2010年に初めて決勝戦に進出したものの、トップバッターという不利さのため結果は最下位となりました。放送作家からもネタの選択ミスを指摘されることがありました。

解散の理由

2017年にはコンビ結成時の目的であった『M-1グランプリ』優勝が実現しないまま、漫才スタイルの違いから解散を決定しました。安達はコンビの継続を望みましたが、ボンの個人活動希望により、2018年3月10日に正式に解散しました。解散ライブでは、過去のネタを披露しつつ、終始和やかな雰囲気で行われました。

ネタの特徴

カナリアのネタは主に漫才であり、時折コントを交えます。安達の歌唱力を活かしたパフォーマンスも多く、特に小ネタには視聴者の笑いを誘う要素がたくさん含まれています。代表的なネタには『それいけ!アソパソマソ』や、安達が歌う『二者択一 on my mind』などがあり、観客を楽しませました。

解散後の活動

解散後、安達は本名で活動を続けつつ、ボンは「ボンざわーるど」と改名し、ピン芸人として活躍しています。

カナリアのユニークな漫才は、多くのファンに愛され続けており、彼らの活動が再び注目されることを願っています。

もう一度検索