カナリア連合

カナリア連合（Coalición Canaria, CC）は、スペイン・カナリア諸島州を基盤とする地域政党です。その政治的立場は、地域主義、カナリア民族主義、保守主義を包含し、カナリア諸島の自治権拡大を主要な目標としています。スペインからの独立ではなく、あくまで自治権の強化を追求する姿勢が特徴です。1993年から2019年までの長きにわたり、カナリア諸島州議会で与党の座を占め、州政を主導してきました。

歴史的背景

カナリア連合は1993年2月、カナリア諸島独立グループをはじめとする5つの政党が結集して誕生しました。同年、カナリア諸島州社会党（スペイン社会労働党のカナリア諸島州支部）に対する不信任決議を可決し、マヌエル・エルモーソが州首相に就任。これにより、カナリア連合は州政権を掌握しました。1995年の州議会選挙では、60議席中21議席を獲得し、第1党としてエルモーソが州首相を続投しました。

その後、1999年にはロマン・ロドリゲス・ロドリゲス、2003年にはアダン・マルティン・メニス、2007年にはパウリーノ・リベーロ、そして2015年にはフェルナンド・クラビホ・バトゥジェと、カナリア連合から複数の州首相が選出されました。しかし、2019年の州議会選挙で敗北し、26年ぶりに野党に転落しました。

2005年には、それまで連合体を構成していた複数の政党が統合し、単一の政党としてのカナリア連合が発足しました。

選挙結果

カナリア連合は、カナリア諸島州議会およびスペイン国会において、議席を獲得しています。詳細な選挙結果については、公式ウェブサイト等で確認できます。

政治的立場

カナリア連合は、カナリア諸島の独自の文化、経済、社会を守り、発展させることを重視しています。そのため、中央政府からの自治権拡大を求め、カナリア諸島の利益を代表する立場を明確にしています。

外部リンク

公式ウェブサイト

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