カヌースプリント

カヌースプリントとは

カヌースプリントは、流れのない静水域に設定されたコースで、カヌーのタイムを競う競技です。かつてはフラットウォーターレーシングと呼ばれていましたが、2009年4月1日に現在の名称に変更されました。

種目の種類

使用する艇の種類によって、カナディアンとカヤックに分かれます。また、乗組員の数によって、シングル、ペア、フォアといった区分があります。

カナディアン: 片膝を立ててパドルを漕ぎます。
カヤック: 座席に座り、両端にブレードがついたパドルを漕ぎます。
シングル: 1人で漕ぎます。
ペア: 2人で漕ぎます。
フォア: 4人で漕ぎます。

競技方法

カヌースプリントは、タイムトライアルであるスラロームやワイルドウォーターとは異なり、複数艇（原則として9艇）が一斉にスタートし、着順を競います。途中で転覆した場合は失格となりますが、船首がフィニッシュラインを通過した時点でゴールとなるため、ゴール直後に転覆しても問題ありません。

オリンピックでは、男子はカヤックシングル、カヤックペア、カヤックフォア、カナディアンシングル、カナディアンペアが、女子はカヤックのシングル・ペア・フォアが実施されています。種目によって距離が異なり、カヤックフォアは1000mのみ、その他は500mと1000mで行われます。

スタート

以前は、「Start within ten seconds…」という独特のアナウンスがスタートの合図でしたが、2011年度より「Ready set go」に変更されました。

陸上競技と同様に、「Ready」で選手はパドルを構え、スタートの準備をし、「Go」で一斉にスタートします。

日本におけるカヌースプリント

日本では、ヨーロッパ諸国に比べて、カヌースプリントに適した大きな河川や湖が少ないため、競技人口も限られています。そのため、カヌースプリントは、まだ一般的にはあまり知られていません。

大きな河川が少ないことから、日本で開催される大会では、500mまたは200mのタイムを競うものが一般的です。

外部リンク

カヌー連盟（ICF）の公式サイトへのリンク'>CANOE SPRINT - 国際カヌー連盟 (ICF) による競技紹介ページ（英語）
* カヌー連盟（JCF）の公式サイトへのリンク'>カヌースプリント - 日本カヌー連盟 (JCF) による競技紹介ページ

もう一度検索