カプチーノ (ともさかりえの曲)

「カプチーノ」は、1999年1月27日にリリースされた、ともさかりえの7枚目のシングルです。このシングルは、同年発売のアルバム『むらさき。』からの先行シングルであり、ともさかりえにとって最後の8cmCDシングルとなりました。

特筆すべきは、当時ブレイク前夜であった椎名林檎が「シーナ・リンゴ」名義で楽曲を提供した点です。作曲だけでなく作詞も担当しており、彼女の独特な世界観が色濃く反映されています。アレンジは、数々のヒット曲を手掛けてきた亀田誠治が担当し、ソフトロックのテイストを楽曲に加えることで、原曲の魅力を最大限に引き出しています。

シングルには、以下の3曲が収録されています。

1. カプチーノ
作詞・作曲：シーナ・リンゴ／編曲：亀田誠治
この楽曲は、後に椎名林檎自身のアルバム『逆輸入 〜港湾局〜』でセルフカバーされ、新たなアレンジで生まれ変わっています。
2. 木蓮のクリーム
作詞・作曲：シーナ・リンゴ／編曲：亀田誠治
この曲もシーナ・リンゴが作詞・作曲を手掛けており、カプチーノとはまた違った魅力を持つ楽曲です。
ベストアルバム『rie tomosaka best』には、リミックス・ヴァージョンが収録され、新たな一面を見せています。
3. カプチーノ（オリジナル・カラオケ）
楽曲のカラオケバージョンで、リスナーは歌唱を楽しむことができます。

また、この楽曲は様々なアーティストによってカバーされています。中でも注目すべきは、アイドルマスターシリーズのキャラクター、水瀬伊織（釘宮理恵）によるカバーです。彼女が歌う「カプチーノ」は、『THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 3 05 水瀬伊織』(2015年6月3日発売)に収録されており、オリジナルとは異なる魅力を持っています。

「カプチーノ」は、椎名林檎の才能、亀田誠治のアレンジ、そしてともさかりえの歌声が融合した、90年代を代表する一曲と言えるでしょう。リリースから年月が経った現在でも、多くの音楽ファンに愛され続けています。

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